お久しぶりです!!新しい連載を始めます!
「娘に浮気相手の名前をつけようとした夫」です!
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今日から毎日18時更新になります!
どうぞよろしくお願いいたします!


【本編】


陣痛が来てもう8時間が経つ

痛みの感覚が徐々に狭まる
何度も来る痛みに耐える時
そばにいてくれたのは夫では
なく助産師さんだった

助産師「旦那さんはなんて?」

私「し、仕事で
遅れるみたいで」

助産師さんが時計を確認すると
夜の11時を過ぎていた

 
私(何で来てくれないんだろう)

初めての出産だ
いくら変動のある仕事でも
夫がこんな時間まで来ないことを不安に思わないわけない

でも助産師さんは、力強い瞳で
私の不安をはねのけた

助産師「大丈夫です
私たちがついてますから
頑張って!」

私「……っはい」


その後も陣痛に耐え
ようやく出産し私が病室に移動
できたのは、朝の6時だった

助産師「お疲れさまでした
赤ちゃんはお預かりするので
少し休まれてくださいね」

私「はい……」

疲労と徹夜で眠気がピークに
達していた私は朝ごはんが
来たことにも気づかず
眠りについた

看護師さんが少しずつ
様子を見に来てくれて
お昼ご飯の時間に
ようやく目を覚ます

看護師「よかったー
お腹すきましたよね
ご飯食べたらちょっとだけ
赤ちゃん連れてきますから」

私「ありがとうございます…!」

母子同室は明日かららしい
スマホを確認すると夫から
夜の12時にLIMEが来ていた


夫『電車ないわ。明日の朝行く』

私(……タクシーでも
これたじゃん)

今はフリーだが、私も夫と
同業のWEBデザイナーだから
納期のシビアさは理解してる

出産を一大事と駆けつけてくれなかったことがやるせないながら
も仕事で疲れてるなら
仕方ないのかもという気持ちが
心の中でせめぎ合う

結局夫が来たのは
ちょうど私の元にやってきた
タイミングだった

夫「おー生まれてる」

軽々しい態度で出産に
来なかったことを謝りもしない

私「立ち合い出産するって
言ってたのに……」

夫「仕事だったんだから
仕方ないだろ」

気軽に可愛いと赤ちゃんを触る
夫が信じられない位許せない

私「どんな仕事でも奥さんの
出産の時くらい帰らせて
もらえると思うけど……」

夫「っていうか名前さ
やっぱ『ミサキ』にしない?」

私「えっ?」

女の子なら『心春』
ずっと前から考えていたし
夫もそれでいいと言ってたはずだ

私「なんで……?
『心春』ってもう決めてたし
あなたもそれでいいって
言ってたじゃない!」

ちょうどサイドテーブルの上に
助産師さんが置いてくれた
出生届があり、夫が手に取る

夫「気が変わったんだよ
とにかく『ミサキ』ね
出生届は俺が出しておくから」

【次の話はこちら】



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