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シーズン1はこちら「単身赴任中の夫の家から赤ちゃんの声がした話」
シーズン2「浮気相手にプロポーズする経営者の夫」
【前回のお話はこちら】
【本編】

※夫・ダイキ目線で進みます※
ダイキ「なんでってw
夫が妻を迎えに来たら悪いか?」
クミ「いや……まあ普通なら
悪くないけど……」
驚いてるみたいだけど
嫌がってる様子はない
ダイキ(やっぱり…
いろいろやっちゃったから
今さら素直に
なれないだけなんだよな?)
ダイキ「仕事おつかれ!
久しぶりに2人でゆっくり
飲みに行かねえ?」
クミの持ってるカバンを
さりげなく持ってやる
クミ「えっ?ちょっと返して」
ダイキ「疲れてるだろ~?
これくらい俺が持ってやるよ
駅前のフレンチ居酒屋行こう!
ああいう店、好きだろ?」
クミ「ちょっと待って…!
ご飯なんて行かないよ
ダイキ、私からの書類
全部無視してるでしょ…!」
カバンを俺から引っ張って
クミが取り戻す
ダイキ「え?それが何?」
クミ「何って……」
ダイキ「俺は離婚したくないって
何回も言ってるだろ?」
ダイキ「浮気したことは謝るよ
でもあれは一時の
気の迷いなんだ!
クミだってわかるだろ?
エミカは俺の好みじゃないし
本気で恋愛を考えるような
女じゃないって!
あんな女、妻にしようなんて
アキラ君はともかく
俺は思わないって」
クミ「………」
ダイキ「心から反省してる」
クミ「……本当に?」
ダイキ「ああ!」
ダイキ(よし……っ
もう一押し……だろ!)
キリっとした目を作り
クミの真正面から向き合う
ダイキ「クミ……っ
俺が悪かった
本当に俺はクミのこと
大事にしてる……!
だからもう一度
よく考えなおしてくれ
そうすれば離婚するほどの
ことじゃないってわかるはずだ
だって………
夫婦は許し合うもんだろ?」
ダイキ(決まった……!)
クミ「……少し時間を頂戴」
ダイキ「クミ…!」
クミ「でも今日は予定があるの
明日……平日だけど
お昼に会わない?
久しぶりにデートでもしない?」
ダイキ「もちろん、いいぜ!」
クミ「よかった!じゃあ明日
これからのことについて
きちんと話し合いましょう?」
ダイキ「わかった…!」
クミ「場所と時間は私が決めるね
待ち合わせなんて久しぶり
会えるのすごく楽しみにしてる」
ダイキ(これでよりが戻せる!)
そして翌日、俺はクミに言われた
場所に5分前に到着してやった
いきなりガッと両腕を掴まれる
両脇にいたのは俺の母さん
そして、クミの父親だった
ダイキ「⁉」
クミ「あのダイキが早めにいるから
びっくりしちゃった
ごめんね、待った?」
【次の話はこちら】
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