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シーズン1はこちら「単身赴任中の夫の家から赤ちゃんの声がした話」

シーズン2「浮気相手にプロポーズする経営者の夫」



【前回のお話はこちら】


【第1話はこちらから】

【本編】
7

※夫・ダイキ目線で進みます※

ダイキ「は⁉
何言ってんだよ…⁉」

友達「もう電話してこないで
じゃあな」

ダイキ「おいっ……!」

すぐに電話をかけなおすが出ない
2回目にかけなおすころには
着信拒否された時に聞こえる
事務的なアナウンスが流れていた

ダイキ「おい……」

ヒロの次に仲の良かった
中高生時代の友達だった

他の地元の友達に送っても
今度は既読にすらならない

ダイキ「おい……!」

ダイキ(なんで……⁉
俺ら友達だったじゃねえか
たった1回浮気したくらいで…)

ダイキ「俺らの何が
変わるっていうんだよ!!」

怒りに任せて叩いたテーブルから
グラスが転がり落ちて割れる

男性おじさん店員「お客さん!
暴れるようだったら
出て行ってくれ!」

ダイキ「……っ!くそっ…」

ノリのいい雰囲気と粋な店員の
いる店で地元の奴らと
飲むのが好きだったのに

誰に電話しても
電話に出てくれない様子から
もう昔みたいに過ごせない
現実をイヤでも教えてくる

ダイキ(最悪だ最悪だ…!)

家に帰ると、クミの荷物が
全てなくなっていた

ダイキ「……は?」

あるはずの冷蔵庫と
ドラム式洗濯機もない

ダイキ「あいつ……!」

残ってるテーブルにあった
置手紙はクミからだと思ったが
文字は母親の物だった

ダイキの母『クミさんが
お金を出したものは
私確認の元、持ち出しました
文句を言うなら私に言いなさい
この家の家賃、折半なら
あんた一人では払えないでしょ?
私に迷惑かける前に
早めに出て行きなさいよ』

ダイキ「何勝手な
ことしてんだよ…!」

手紙を握りつぶしそうになり
ながら続いてる文章に目をやる

ダイキ母『ちなみ実家に
帰ってきてもアンタの
居場所はないからね』

ダイキ「んんん!!!!!!」

ぶちっと頭の血管がキレて
手紙を床に投げつけ
くしゃくしゃに踏み潰す

自宅謹慎中にクミから
色々書類が届いたが
イヤなものはイヤだった

ダイキ(離婚したくない
慰謝料払いたくない
この家から出て行きたくない)

冷蔵庫がないから買っても
食材を保管できない
だからコンビニ弁当、カップ麺

洗濯機がないから洗濯できない
コインランドリーで回して
また洗濯物を溜めるを繰り返す

新しいものを買う気もなかった
だって、クミが持ってるのに

ダイキ(クミが戻ってくれば
いいだけの話だろ……!)

だから、クミの会社終わりに
クミを待ってやることにした

ダイキ(迎えになんかきたこと
なかったからアイツ喜ぶぞ)

ダイキ「クミ!!」

クミ「ダイキ……?
え……なんでここにいるの?」



【次の話はこちら】

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