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【本編】

※クミ目線で進みます※
私「はい、ナナミさんは
どうもありがとうございました
あと詳しいことは弁護士を
通して連絡しますね~」
ナナミ「………」
入ってきた時と違う
げっそりした顔で
ナナミさんは出ていこうとする
私「あ、そうだ」
私「合鍵、返してください」
ナナミ「!
そんなもの持ってませんよ…」
私「いやいや持ってるでしょ
夫の鞄で同じ鍵見たんで
持ってるとしたらナナミさんしか
ありえないんですよ」
ナナミ「知りませんって…!」
私「だったらなんでさっき
客用のスリッパの場所
すぐわかったんですか?」
ナナミ「あ…」
私「私いない時間最近は
多かったですもんねぇ
その間お隣のナナミさんは
お家に帰ってきて
新婚さんごっこでも
したんですかぁ?
ほーんと…一言言ってくれたら
よかったのになぁ」
あまりにも夫がうるさいので
家の傷1つ私は毎日点検してた
家を留守にして帰ってくると
覚えのない汚れや傷が
髪の毛までついてるから…
だから私はナナミさんに
言われてからずっと夫の
浮気を疑ってたのだ
私「もうこの家には
入れませんよ?
欲しかったら、私が売ったあと
夫と買ってくださいね♡」
ナナミさんを見送った後
リビングに戻ると夫が
こってり両親に絞られ
離婚届や誓約書にサインしてた
父「これからクミや俺らが
手続きのために来いって
言ったらすぐ来いよ」
夫「はいっ……」
父「お前には逆らう権利
ないからな…!」
夫「は、はい…
でもあんまりサボると
仕事が……」
父「有給があんだろ有給が!
それともなにか?
遊ぶのに必死で1日も
残ってないっていうん
じゃないだろうな⁉」
夫「そ、それは違いますけど」
母「ほら、コウヘイさん
ここサインできてないわよ」
母「悪いと思う気持ちが
少しでもあるなら
しっかり書くことね」
夫「っぃっ…!はい……」
母「はい、クミここまで
書けたわよ」
私「ありがとう」
書類を確認するために
夫の前の椅子にすとんと座る
私「うんうん大丈夫」
私「これ書けたら明日は
不動産屋さんに売却の
相談に行くから」
夫「あ、明日⁉いや仕事が…」
私「無駄に残業してたなら
喜んで人件費削減
してくれるでしょ?」
夫「あ……」
私「高く売れたらその分のお金は
もちろん私が
もらうからよろしくね?」
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