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【前回の話はこちら】

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【本編】
4


※クミ目線で進みます※
ナナミ「えっ……?」

私よりも先に来客用の
スリッパを手に取り履いた
ナナミさんは
目をぱちくりさせてる

私「●●●万円
用意してくださいね」

先に母たちのいるリビングへ
戻る私を足早に追いかけてくる

ナナミ「何の冗談ですかぁ?」

ナナミ「私は被害者ですよ?
慰謝料なんて払わな…」

膝をついてる彼と
鬼のような形相で控えてる
私の両親を見て固まるナナミさん

私「お父さん、お母さん
こちら被害者のナナミさん
そうだよね?コウヘイ(夫)?」

夫「あ……ナナミ…!」

助けを求めるように夫は
ナナミさんを呼び捨てする


少しだけ嫌な顔をしてナナミさんはいつもの笑顔を作って見せた

ナナミ「お邪魔しています

まさかご両親が来てるなんて
知りませんでした…

積るお話もあるでしょうし
私は席を外した方が…」

私「いいえ?
慰謝料の話で大丈夫ですよ
それで呼んだんですから」

ナナミ「そうですかぁ?
でも私は別にお金なんて…
クミさんのために
したことですから…」

私「そういうの
もういいですから」

優しくはかなげに
涙目を作りながら話す
ナナミさんをさっさと止める

私「お母さんから
いろいろ話聞きましたよ」

ナナミ「……お母さん?」

私「はい、ナナミさんの
随分前から企んでた
そうですね」

ナナミ「!」

私「それだけじゃないですし
ナナミさん、ここ実家って
話してたじゃないですか?

ってことは地元かなって
思いまして」

私「今までのお友達からも
いろいろ話を聞いてきました!
パパ活にマウントに
すごい人だったんですね
すっかり、私
騙されちゃいましたよ」

ナナミ「ーーー!
コウちゃん…⁉どういうこと⁉」

夫「知らないっ!知らない!」

私「ああ、そう呼び合うほど
仲良しなんですねぇ」

ナナミ「あっ……」

しまったと口を抑えるナナミ

私「お母様の言ってた通り
とーっても仲良しだったこと
ちっとも気づきませんでした」

ナナミ「クミさん…
それは誤解ですよ?

私もお腹の子との関係を
これからよくしていかなきゃ
と思ってるから呼び方
変えただけであって……」

私「そうだったんですか?
でもほらSNS見ると……」

スマホでママ友に教えてもらった
ナナミさんのSNSをいくつか開く

私「ここにもここにもここにも!
いろーんなとこに
夫の姿ありますよね?
あー……ほらほら
夫から貰った結婚指輪も
ナナミさんセレクトでしたか?

あ、大丈夫ですって
こんなことで怒りませんよ?
最高のお気遣い、どうも
ありがとうございます♡」

【次のお話はこちら】


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