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【本編】

※キョウカ目線※
キョウカ「そ…」
手に持っていたものを
落としてしまう
キョウカ「そんな
わけないじゃん…」
言葉とは裏腹に私の行動から
嘘だとリョウに伝わった
リョウ「……嘘なのかよ……⁉」
キョウカ「ち、ちがうよ
嘘じゃないし…!
あの子はリョウの子で」
リョウ「じゃあDNA検査
受けさせていいんだな⁉」
もう一度ハサミを手に取った
リョウが怒鳴る
キョウカ「…!」
リョウ「やましいことが
ないならできるだろ!」
キョウカ「痛いっ…!」
私の手を取って
上着も着る暇もなく
玄関の方へ引っ張られる
キョウカ「やめて…!」
リョウ「子どもがいるとこに
さっさと行くぞ」
キョウカ「~~~~っ!
やめてったら!」
リョウの手から逃げようとしたら
思いっきり尻餅をついた
リョウ「………」
キョウカ「意味ないからっ
そんなのしても…」
リョウ「じゃあ……」
キョウカ「当たり前じゃん
ちょっと考えれば
それくらいわかるのに……」
気づかない、確認しない
考えないリョウが悪い
リョウ「なんでそんな嘘
ついたんだよ!」
キョウカ「別に断定してない
リョウが勝手に勘違いしただけ」
元夫に殴られた日は
外で遊んで家に帰るのが
遅くなってしまった日
娘がご飯を食べてないことで
思いっきりキレられた
誰でもいいから助けてほしくて
連絡したのがリョウだっただけ
キョウカ『父親がリョウかも
しれないって何度も考えた』
そう言ったらリョウが
何回か会ったときには
自分の子だからとか
言い始めたのが悪い
キョウカ(すぐに再婚する
気もなかった
親権が取れたら生活費に
養育費まで多めにもらえたし)
それで今日まで続いて来た
リョウは頼めば家事も
一緒にしてくれるから
ちょうどよかったし
子育てに関しても
過保護すぎないようにしよう
なんて意見があったから
リョウ「俺の子だと…
思ってたのに……」
キョウカ「私だって
言うつもりもなかったよ!
再婚したら結局パパなんだし」
リョウ「それは違うだろ!」
大丈夫、問題ないでしょ!と
明るく何でもない風に
言った言葉がかき消される
リョウ「どうすんだよ…っ
俺の子じゃないとか
ありえないだろ……っ」
キョウカ「リョ、リョウ?」
リョウ「跡継ぎでも連れてかないともう許してもらえないのに
どうしてくれんだよ!」
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