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【本編】

義父「リョウ!
そのことは十分話し合ったろ!」
夫「いいや納得いかない…!」
私「なに1つ納得
いかないことは
ありませんけど?」
いきなり言い分を変えて
その場をざわつかせる夫に
イライラしてしまう
夫は弁護士の方を向いて
必死に訴える
夫「こんなの横暴ですよ…!
今日は会えると思ったのに
連れてきてもいないなんて
ヒロが会いたい時だけ
面会だってクミが会わそうと
しなきゃ会えないですよね⁉
俺から子どもを奪いたい
だけの我儘です……!
親権だって俺がもらって
こいつが養育費払うべきだ!」
夫の言葉を聞いて
全員が察しただろう
ああ、お金が欲しいだけかと
弁護士「……恐れ入りますが
リョウさんが親権を取ることは
かなり難しいです」
私たちの気持ちを代弁するように
弁護士が夫を諭すように話す
リョウ「どうしてですか⁉
これからは心を改めて
子どもに向き合います!」
弁護士「まず優先されるのは
お子様の『幸せ』と
『安定した生活環境』です
面会交流や親権の問題は
当事者同士の思いだけではなく、お子様の生活リズムや気持ちに
大きく関わるものですので
一方的な主張だけで
決定するものではありません」
夫「でも……!今からだって
変わろうとしてるのに!
ヒロだって俺に会いたいはず!」
弁護士「親権者を決める際には
浮気の有無を含めたご両親の
生活状況、経済的基盤、
子育ての実績…お子様の
意思も反映されます
クミさんから聞いていた話や
あなたの育児実績では
現状で親権が認められる
可能性はかなり低いです
今後離婚されることでお子さんの心に負担もあるでしょう
なので、もし、お子さんを思う
気持ちがあるのなら」
弁護士「まずは感情的な
発言を抑えてください
それから法的手続きに即した
形で協議を進めていくことが
大切です
少なくとも今、あなたが親権を
手に入れることはできません」
夫「そんなっ…」
へたへたと座り込む夫を
義父がきつく睨みつけた
キョウカの娘はやっぱり
自分の子じゃなかったんだろうか
弁護士「お子様の今後の生活を大事にしてより良い判断を
考えて進めていきましょう
ちなみにですが……」
義父にひるむ夫に
弁護士が笑顔で話しかける
弁護士「養育費は先日
話し合いで決めた金額が
妥当で納得して
いただいてますので」
弁護士「本当にお子様のことを
考えていらっしゃるなら
まずはそういった目に見える
信頼から積み上げられては
いかがでしょうか?」
にっこりと微笑む弁護士に
夫は何も言えず押し黙るのを
見て笑ってしまう
私「安心したわ……」
夫「は…嫌味かよ…っ」
私「ヒロのこと大事に思う
気持ちがあるなら振込が遅れたり
することなんてないんでしょ?」
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