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【本編】

どうせ来ると思っていた
連打されるチャイムの音を
オフにして息子に声をかける
私「ごめん。ちょっとママ
お外に出てくるね
お部屋でテレビ見ててくれる?」
しっかり安全確認をして
スマホのボイレコをオンにし
キョウカの元へ
私「何の御用でしょうか」
キョウカ
「しらばっくれないで!」
子どもに聞こえないように
玄関の扉はしっかりしめた
キョウカ「これのことよ!」
私の胸元にぱさっと投げつけ
足元に落ちていくのは
キョウカに送った内容証明だ
キョウカ
「何の証拠もないくせに!」
キョウカ「被害妄想で
こんなもの送りつけてきて
頭おかしいんじゃないの…⁉」
敵意剥き出しで怒鳴りつける
キョウカはどこかまだ
冷静さを保っているように見えた
私(キレてると思わせて
私をびびらせるつもりなんだ)
キョウカ「私は1円だって
払わないし認めませんから」
私「認めてくださらなくても
大丈夫ですよ?」
キョウカ「…はぁ?」
私「夫から聞いてませんか?
ああ、もうすぐ元夫に
なるんですけど…
浮気現場の写真を
探偵に撮られたって」
キョウカ「…⁉」
キョウカ「そんなの知らないわ
あなたが合成でもなんでも
して作ったんでしょう⁉」
私「たった1回しか会った
ことのないあなたをどうやって?
そんなことしないでも
家の前で待ち伏せして写真を
撮るほうが簡単ですよ」
キョウカ「はぁ…⁉そんなの
ストーカーじゃない…!
訴えてやるんだから!」
私「撮影したのは私じゃ
ありませんし
探偵を訴えるって……
はは、まあご自由にどうぞ」
キョウカはぎりっと
唇をかみしめる
私「別にこれだけ
じゃありませんし
夫があなたと1年以上
会ってたことを自白したので
それ相応の金額を
請求させてもらっただけです」
キョウカ「…⁉自白…⁉」
私「ええ、まあ
聞いてないんですか?」
キョウカ「………」
無言になるキョウカ
答えはその通りのようだ
私「離婚したらキョウカさんと
再婚するつもりのようでしたね
もうすぐ離婚届出すんですよ」
私「家事も育児もなんにも
しない夫でよければ
どうそ好きにしてください」
皮肉のつもりで言ったのに
キョウカは私を苦しませる
チャンスを手に入れたと
くすっと嬉しそうに話し始めた
キョウカ「はっ…自分が
してもらえなかったからって
かわいそうですねー
私の家にいる時はリョウ
なんでもやってくれましたけど?」
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