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中年女性「ウチのポストに
何か御用でしょうか…」
配達員でもない格好で
手ぶらな私を中年女性は
怪しみ反応を探っている
ベージュのダウンコートを
着た中年女性は5歳くらいの
女の子の手を引いていた
真っ黒な髪に、少し吊り目
キョウカにそっくりだ
私(子どもがいたの…?)
私「あの…キョウカさんの
家のポストじゃ……」
中年女性「あなたは…?」
私「えっと…」
どうしよう説明がしにくい
私「もしかしてキョウカさんの
お母様でしょうか?」
母親なら娘の婚約者だった
男の名前くらい覚えてるだろう
私「私、リョウの妻です」
中年女性「……!
あなたが……そうですか」
私(やっぱり……!
それじゃああの子は…)
キョウカの母ならば
間違いなくキョウカの
子どもだろう
中年女性「今、多分
家にいると思います」
私「えっ……」
キョウカ母「うちの娘が
ご迷惑をおかけして
大変申し訳ありません」
キョウカ娘「おばあちゃん?
どうして
ごめんなさいしてるの?」
キョウカ母「おばあちゃんね」
キョウカ母「郵便屋さんだと
思って間違えちゃったの」
この母親はキョウカが
何をしているか知ってるんだ
私「あの……聞きたいことが
あるんですけど」
キョウカ母「……この子を
先に家に帰して
あげてもいいですか?」
10分後、私はキョウカの母に
連れられてすぐ近くにある
アパートの一室にいた
私「キョウカさんには
娘さんがいたんですね」
義母が言っていた夫と
婚約破棄したあと結婚した男性
との子どもかなと思い出す
私(あ…でも確かDVを
受けたって……)
キョウカ母「ええ…今年で
5歳になるんです
あの子が面倒見れない時は
私が面倒を見ています」
言われてみるとアパートは
女性の一人暮らしというよりも
子どもの安全が優先されている
部屋になってるのがわかる
たまにくるという頻度じゃない
私(……ほとんどあの子
こっちにいるんじゃない…?)
私の顔をみてキョウカの母は
答えを教えてくれた
キョウカ母「あの子が
熱を出した時や都合の悪い時」
キョウカ母「リョウさんが
家に来ているとき……です」
私「……ということは
やっぱり2人はそういう関係で
間違いないということですか」
キョウカ母「奥さまの
ご想像の通りだと思います
私にはどうすることもできなくて
でも、孫のためにもきっと
このままじゃいけない……」
キョウカ母「奥様……
キョウカは子どもの父親は
リョウさんだと言ってるんです」
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