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義父「クミさん
あけましておめでとう」
私「お、おめでとう
ございます」
まさか義父が来るなんて
思ってもいなかった
義母「お父さん
遅いわよ。クミさん
怪我しちゃったじゃない」
義父「えっ大丈夫なのか?」
私「あっはい…そんな
大したことではないかと…」
少し痛みがじんわりするだけだ
義父「母さんから話は
大体聞いてる
息子がすまないね」
私に頭を下げた後
義父が義母にこの家?と
聞いてインターホンを鳴らす
1回、2回、3回鳴らしても
夫は出てこない
義父「…………」
私「私たちって思われ
てるのかもしれないです」
義父は黙って自分のスマホで
電話をかけ始めた
義父「もしもし、私だ
家の前にいる
出てきなさい」
私(えっ電話に出るのはや…)
そう思ってすぐに
玄関から夫が飛び出してきた
夫「と…父さんまで…」
背中にドアを押し付けて
意地でも開けないという姿勢
私と子どもはすぐに
捨てられるけど
部屋の中にいる彼女が
なによりも大事なのかと思った
義母が元婚約者が体調が
まだ回復してないみたいと
義父に耳打ちすると
義父は夫の手首を掴んだ
義父「場所を変えるか
ついてこい」
夫「…………」
夫は無言で引っ張られるままに
そのまま歩いていく
私(え…お義父さんスゴイ…)
関心していると義母が
こそっと私に話しかけてきた
義母「この子反抗期のときに
お父さんにスゴイ
暴言吐いて叱られてから
ずっと頭が上がらないの」
私「…そうなんですか」
子どものころの記憶とはいえ
そこまで引きずるとは
どれほど叱られたんだろう
できるだけ近い店に入って
飲み物を注文する
義父の隣に夫、
反対側に私と義母が座った
義父「単刀直入に聞こう
クミさんを裏切ってたのか?」
夫「…………」
義父「リョウ
質問に答えなさい」
夫「別に裏切ってません
クミとは価値観の不一致で
離婚しようと思ってるだけで」
私「…………!」
どの口が言うのか
私が立ち上がるより前に
義父が凛と通る声が聞こえた
義父「本当に
嘘はついてないんだな?」
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