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浮気しておいて
貯金を使い込んで
女に貢いでいたことを
情けないと叱られて
お家に帰れないから
一緒に謝ってほしい
なんで夫がこんなこと
言えるのかわからない
私「バカなの?」
そうとしか思えなかった
一瞬ムカついたのを耐えた
夫がぐずぐずと話し始める
夫「だってあれミサ繋がりで
地元のやつらにも
バレっちゃって……っ
クミが来てくれたら
許してくれたんだなって
思われるじゃんかっ
離婚はそのあと!
そのあと落ち着いたら
ちゃんとするから!」
私「だから!どうして私が
あなたの事情に振り回され
ないといけないのよ」
夫「夫の俺が
困ってるからだろ⁉
夫婦なんだから助けるのが
当然だろーーーー!」
私「当然?
あなたはいつも私のこと
助けてくれなかったじゃない」
私の気迫に夫がたじろぐ
私「子どもができないって
わかったときもそう
落ち込んでた時もそう
自分だけが辛いと思うなと
私にあれだけ怒ってきて
体調が悪くなったときも
助けてなんかくれなかった
雨の中1人で帰ったとき
どれだけ虚しかったか!」
私「ずっとスマホと
外の世界に夢中だったもんね
あなたの言う通りもっと
早く別れたらよかった!
変な期待なんかせずにね!」
夫は必死に私を言いくる
められる言葉を探している
夫「そ、それ言えるってことは
クミだって自分に非があるって
わかってるんじゃんかっ」
夫「それなら慰謝料とか
そういうの全部なしにして
離婚だけにしてくれよ!!
貯金の50万だけは
返すからさ…!
そしたら俺も
随分楽になるしっ」
名案で喧嘩両成敗!みたいな
言い方の夫に飽き飽きする
私「やっぱりバカなんだ?」
私「慰謝料の請求は
当然の権利だから
私があなたに償って
もらえる唯一のね…」
どうせ今も反省なんかしない
自分の保身しか考えてない
だからそんなに自分が
可哀そうだと信じ込んでる
私「いくら時間が
かかってもいいよ?
その分ずっと苦しめば
いいと思うからさ」
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