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【本編】
3


義父「にっ……200万円⁉」
義母「う、うそでしょ…」

私「まあ私が確認した分が
それくらいだったので
夫の自分の貯金合わせたら
もっと高いんじゃないですか」

義両親たちの反応を見るに
課金の事実は
バレたくなかったらしい

私「全部返してもらうから」

夫「ふ、夫婦の金なら俺が使った分は別にいいだろっ……!」

私「家を買うために貯金してたの300万くらいだったよね?
それなら50万すぐ返して?
今口座に入ってる分は
私がもらうから」

夫「えっ……」

なぜか夫の顔色が曇る

私「なに?あなたの言い分なら
私のお金だから当然でしょ」

夫「いやいやっ俺の金じゃん
そんなの無理だって……」

あたふたする夫に
義両親は言葉が出ない

私「クレジットカードの
引き落とし、毎月そこから
してたんだよね」

夫「!!」

私「今月課金した分も
そこから引き落とし
予定だった?」


義父「おまえそんなに
女に貢いでるのか⁉」

夫「ち、ちがうよ!」

義母「不倫相手の女の子って
芸能人かなにかなの⁉」

隣の部屋から妹が
スッと出てきて説明する

妹「ふつーーの一般人ですよ
今は配信でそういうの
いっぱいいるんですよー」

義母「!」

妹「私たちが見たぶんでも
今月20万は超えて
るんじゃないですか?
随分とお金持ちですよね」

夫「義妹ちゃん!」

言わないで!と夫が叫ぶも
もう義父はキレていた

義父「聞いてないぞ!」
義母「わ、私だって」

私「この1年
私の前で夫はスマホしか
ほとんど触ってませんでした
協力もしてくれない
理解をする気もない

時には雨の中置いて行かれて
私が入院しても放置
そんな夫と、どうして
大変な思いをして
子どもが欲しいと思えるか
教えてほしいですね」

夫が言われたくなさそうな
言葉を精一杯並べてやる



私「浮気を私のせいにするのは
もうどうでもいいです」

何を言ってもどうせ
自分で思い込むから

私「でも共有財産の使い込みや
生活態度の悪さ……
それ以外にも離婚される
要素がなかったか
十分に考えていただけます?」

ずっと強気だった義父の
態度がひるむくらい

夫の大金課金は
義父の『常識』にふれる
ことだったらしい

義父「私は知らん……!
もう子どもじゃないんだ
勝手に何とかしろ!
私は金を出さないから
自分で何とかするんだな…!」

夫「え…⁉弁護士は…⁉
さっきつけてくれるって…」

義父「知らん!女に貢ぐ
金があるなら自分で出せ!」


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