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ミサ「はっ……配信?
頭おかしいんですか…」
私「前もあなたこの家で
配信していたのに?」
わざとらしく揚げ足をとると
つまらなさそうな顔をする
私「もともとこの家で配信する
予定だったのならいいでしょ?
この家気に入ってるって
カメラから聞こえたしね」
夫「………」
ミサ「いいわけない
じゃないですか!
そんなことしたらファンも
仕事もなくなります!」
思いっきり否定する彼女の
矛盾を指摘する
私「不倫は配信と同じで
疲れてる男性を
癒すっていうポリシーの元
やってるって聞こえたけど」
ミサ「それはそうですけどっ
実際に謝罪なんかしたら
炎上するに決まってるし
色々困るんです!
絶対にしませんよ」
私「ふうん…でも
浮気相手の家で
配信してるとわかったら
再生数?フォロワー数も
すごい伸びたり
するんじゃないの?」
ミサ「イヤです」
私「そうね…このあたりが
いいんじゃないかな?
ライトもいい感じに
あてられるし、どう?」
ミサ「そんなのしませんよ⁉」
私「どうして?
いつもと同じように話せば
いいだけじゃない
内容が変わるだけで」
ミサ「イヤですって!」
断固拒否するミサに
思わず笑ってしまった
私「私はファンと
寝てましたって言っても別に
有名なアイドルでも
なんでもないんだから
ネットニュースにも
ならないと思うけど?」
ミサ「こっちにもいろいろ
あるんで無理ですから!」
ミサ「あ…もしかして
私のそういう動画で
脅そうとしてます?」
赤面で言い切った後
うわ気づいちゃった…と
大げさにミサは慌てだす
ミサ「それって脅迫ですよ
脅迫……私が何も言わないうち
にやめたほうがいいですから」
私「ええ?」
ミサ「今だって家から
出れないですし
ヤバい手口じゃないですか
怖すぎ、訴えますよ?」
何を勘違いしたのか
夫はヒーローのように
振舞い始める
夫「いくらなんでもクミ
それはやりすぎだろ…
ごめん、ミサちゃん
もう帰っていいから。夫婦の
問題に巻き込んで悪かった」
私「邪魔しないで」
帰らせようとする夫に
イライラしかない
ミサの動きがまた止まりここにいることが億劫そうに見えた
私「責任も取りたくない
謝りたくもない悪気もない
それで世の中通用しませんよ
配信できないなら
きっちり謝ってもらえます?
私もいくらか
考えてあげますから」
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