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ミサ「や…やだなぁっ
奥様………
何かの勘違いじゃ
ないですか………」
青ざめた顔でミサは
私から視線を逸らす
妹「勘違いじゃないと
思いますけど?」
妹はスクショしたミサ本人が
映るスマホを何枚も見せる
妹「ここ…!
この壁でこの場所で…
私がお姉ちゃんにあげた
めずらしいお皿でラザニアまで食べてましたよね?」
ミサ「え…きもっ…なに?」
妹の粘着質な言い方に
ミサは小さな悲鳴を上げる
私「今日も…配信予定って
書いてありますけど…」
私「ああ、SNSのつぶやきにも
お友達とクリスマスパーティ
ってケーキ買ってますよね」
ミサが背中につけている
冷蔵庫まで進み
片方の扉を開ける
私「ケーキのお店も
箱もSNSと同じです
お友達って夫のこと
だったんですね」
ミサ「なに…なんなの
怖いんですけど……」
夫「ク、クミ…!
なんか勘違いしてるって…
その子はたしかに
ミサちゃんだけどさ…!
地元の後輩ってのは
嘘じゃないんだって!」
私「は…?」
夫はばたばたと走っていき
高校の卒業アルバムに
挟まれた数枚の写真を見せる
夫「ほらっこれがミサちゃん」
夫「ほんとうにただの後輩で
たまたま配信手伝ってた
だけなんだってば」
映っているのは少し幼い
制服姿のミサと夫
私(地元の後輩…そういえば
去年同窓会に行ってた…
まさかその時から?)
夫「浮気はクミのかんちがい!
だからその態度やめろよ」
私「勘違いでもなんでもない
クリスマスツリーを飾った後…ソファにもつれ込んで
そのまま2人で
ベッドにいったよね?」
さっきまでの行動を
言い当てられて
ミサと夫が立ちすくむ
ミサ「な、なにそれ!
もしかして盗撮……⁉
聞いてないよ…ケイくん⁉」
夫「俺だって知らないよ…」
さーーーーっと血の気が
引いていく夫にミサが
ヤバいと察知したのか
玄関の方へ一目散に走りだす
従弟「行かせないし」
妹「お姉ちゃんに謝りなよ!」
妹と従弟が廊下でミサを
足止めしてくれる
ミサ「どいてよ…!」
妹「どかない!!!」
私「証拠はもうあるから
逃げても無駄ですよ」
夫「イヤ…その…」
私「…まさか同窓会から
の付き合いだったの?
そんな前からだとは
思ってなかったなぁ…」
言い逃れなど、できやしない
私「子どもがどうのこうの…
作る気すらなかったのに
よくも私を責めれたわね?」
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