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※義母目線で進みます※
義母「あなた…っ!
もう帰ってきたの…?」
義父(義母の夫)「もうって
17時だぞ?会社に寄らず
直帰してきたから
このくらい普通だろ」
義母「そ、そうね…」
義父「なんだ…その段ボール
どこに捨てに行くんだ」
ごみ収集日の朝でもないのに
段ボールを持ってることを
すぐに気づかれ、次の瞬間には
引っ越し業者の荷物だと
バレたのがわかった
義父「なんで…」
義母「リ、リエがね…!
引っ越しするっていうから
荷物の整理手伝ってたの
で、これいらないから…
代わりに捨てに来たのよ」
義父「リエが?」
義母「え、ええあの子もやっと
自立するつもりになったみたい」
夫はリエを早く家から
出ていかせようとしていたから
こう言えば悪い気はしないだろう
義父「そうか……」
義母「そうなの…これ
捨ててくるから…先に帰ってて」
義父「お前が自分で?いつも
他のところに捨てたら
文句言われるって
言ってたのにどうしたんだ」
夫が過剰に反応するので
イヤになる
そうだ若いころ夫が
ゴミ捨てを忘れて
マンションのごみ置き場に
捨てに行こうとしたときに
私がそう怒ったのだ
『ご近所様に見られたら
恥ずかしいからやめて』と
義父「明日回収日だろ
朝出せばいい」
ひょいっと私の手から
段ボールをとり夫が
先に家路を歩く
夫がごみを捨てる
これが我が家の当たり前だから
引っ越し用の段ボールだ
どこの部屋に置くか
誰の何の荷物か書いてあった
私の名前にどうか気づかないで
家に入って荷物を置く夫が
部屋の中をきょろきょろ見る
義父「……随分荷物が減ったな」
義母「あ…断捨離したのよ
お義母さんの荷物も
この前まとめたでしょう?
ついでに不用品
片づけようと思って」
義父「……そんなにこの家が
気に入らないのか」
温かいお茶の入った湯呑を
持っていたはずなのに
指先が氷みたいに冷たい
今、私の夫は
なんて言った…?
出張から帰ってきたばかりで
何も知らないはずなのに
こんな少しばかり家の中が
変わっているだけで
一体どうして私に敵意を
向けられるのだろう
義母「……え…?
何言ってるのもう」
茶化しても遅いと夫の目が
私の動きを押さえつける
この人がこんなに強く
感じたのは初めてだった
義父「出ていきたいなら
出ていけばいい
でも金を自分の思い通りに
もらえると思うなよ
俺はお前のこと
訴えるつもりだから」
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