【第1話はこちら】


【前回のお話はこちら】

【本編】
3


※義母目線で進みます※

なんでこうなるの…?

朝綺麗に詰めた荷物が
再び家の中に逆戻り

部屋中段ボールだらけになるし
これをもう1回取り出して
元の場所に戻すことは
どれだけ屈辱的なことだろう

娘(義妹)「ねえ…お母さん
これほんと片づけなおすの?」


娘(義妹)「せっかく
引っ越しだと思ったのに…
もう最悪……あ、前払いの
10万どうなるんだろぉ
入ってくると思ってたのに
こっちの予定狂うし…
ね、お母さんって…」

娘の声が遠くで聞こえる
この家でまた過ごさないと
いけないの?
義祖母(義母の義母)の
思い出が染みついた
この場所で…一生を?



あの理解ができない人と……?

義母「そんなのいやっ!」
娘(義妹)「お母さん?」

そばにいた娘がぎょっと驚く
この子がもう少しでも
クミさんの信用を得ていたら
こんな結果には
ならなかったかもしれない

義母「ぐちぐち言わないで!
もともとリエはおまけみたいな
もんだったでしょう⁉」

義母「お母さんたちの方が
これから困ってるの!
仕事でも何でもいいから
見つけてリエはさっさと
独り立ちしなさい!」

娘(義妹)「な、なによ
いきなり…!」

娘に構ってる暇はない
今日、あの人が出張から
帰ってくる頃までに家の中は
空っぽだったはずなのに

義母(このありさまじゃ…!)



義母(早く片付けないと)

娘の分はとりあえず
部屋の中に押し込めば
なんとかなる

クミさんの家に住めないなら
住めないで独り立ちする
いい機会だから荷物を
まとめていると言えばいい

自分の荷物を順番に
必死に開けていく

片づけていく自分の姿は
思った以上にとても
とても惨めだった

でも、手を止めれば元通りに
することはできない

自分の荷物の多さに
イライラしながら
一つずつ直していき
最後に出た段ボールをまとめて
家の近くのマンションの
ごみ置き場まで
捨てに終わるまでがゴールだ


家の前に捨てていれば
なぜ段ボールがあるのかと
問い詰められてしまうから

よろよろと何度か往復する
これで家の中が元通りになる

義母(おわった……)

荷造りの際に余分なものを
捨てたから少し配置が
変わったが、あの人には
断捨離をしたとでもいえばいい


義母(別居を理由に
離婚できると思ったのに…)

クミさんのせいですべて
すべて台無しよ!!

最後の段ボールを持って
歩いているとき
後ろから聞きたくなかった
あの人の声がした

義父(義母の夫)「おい…
お前何やってるんだ?」


【次のお話はこちら】

ーーーーーーーーーーーーーー
\各お話のまとめはこちらから


コンテスト受賞した作品がYoMuRyでコミカライズ連載が完結しました!
【第1話はこちら】

【お話を(全16話)を完結まで読みたい方はこちらへ↓】

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
更新通知のお知らせが届きます!
よかったらぜひダウンロードしてみてください!
ライブドアアプリで読者になる

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー