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義母「コ、コウタ‼ 本当なの……⁉ねえっ⁉」 否定して欲しい 義母の叫び声がスイッチに なったのか夫も同じくらい 切羽詰まった声だった 夫「………お 俺だって…… 知らなかったんだよ! 騙されてたんだ!! だから俺はわるくない…!」 私「今すぐ 出ていってください それと………」 私はずっと夫コウタの座る テーブルの前に置いたままの 離婚届を取りに行く 私「離婚してください」 夫・義母・義妹「!!」 私「金輪際関わりたく ありません」 夫「だから俺は離婚しないって 言ってんだろ!!!」 もう隠すことがなくなって 我慢しなくてよくなったのか 夫は元気を取り戻したらしい 義母「そうよ…っ 私たちもそれなりに 色々決めてきたのにっ」 私「自業自得ですよね… もともと私の意見を聞いていたら こんなことになって ないんじゃないですか?」 義母「それはっ そうかもしれないけど 言わないあなたが悪いでしょ⁉ 私たちを勘違いさせたからっ」 私「もうそういうのいいんで」 めんどくさい話をこれ以上 聞きたくない 私「サインしてくれないなら 離婚調停でもなんでもするし とりあえず、一緒にいるの 無理なのでよろしく」 夫「離婚調停って……」 義母「………っ!」 最大の辱めを受けたかのように 義母は唇を固く真一文字に結ぶ 義妹「おかあさぁん… ほんとにほんとに無理なの…? ねっお兄ちゃんも……」 義妹がすり寄るが夫も義母も それどころじゃないようだ 私「お引き取り下さい」 私の言葉を合図に兄が リビングの扉を開けると 大きな義母の舌打ちが聞こえた 義母「なんてこと… 私の老後が…… ああっもうっ……」 義妹「ちょっお母さん⁉」 義母はブツブツと話しながら 踵を返して家の外へ 義妹もあわててついて行った 夫「離婚は絶対しないから!」 私を怖がらせたいのか イヤな顔をしてから 出ていこうとする夫を 最後に兄が引き留める 兄「おいコラ待て」 夫「なんですか⁉ 離婚は家の話じゃないから お義兄さんには 関係ないですよね⁉」 兄「あのガラス代コウタくんに 弁償してもらうから」 夫「えっ…なんで俺が」 兄「家に入るために割ったって 自分で言ってたじゃん」 不思議なもので兄の声が ひそやかになるたびに、夫から 兄への恐れが伝わってきた 兄「安心して!ちゃんとした 業者に見積もりとって請求書 送るから。覚悟しとけよ」
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