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兄「もともと家族で 住むつもりだったなら そのまま実家に 帰ったらどうだ?」 夫「…………俺は…」 長い沈黙の後、ようやく 夫が口を開いたかと思えば 勢いよくチャイムが鳴った 義母「ちょっとぉ開けてー!」 義妹「お母さん…!」 パタパタと義妹が玄関に走り がちゃりと扉を開けた 義母「まだまだ外は暑いわね 荷物もうすぐ来るらしいから クミさんに 受け取らせてくれる?」 そういう義母の手には 総菜やアイスが入った 袋がしっかり握られてる 義母「私たちは一休みしましょ クミさーん!冷蔵庫に 入れるものあるから とりにきてー」 玄関から義母が私を呼ぶ 義妹「お、おかあさん それがね」 義母「ん?なに? 聞こえないのー? アイス溶けちゃうんだけど! もうっ!呼んでるのに返事も しないなんてなんですか!」 義母はそのまま どすどすと家に入ってきて リビングに突入してきた 義母「クミさん! ……あら?…え…? どうしたの?」 手にタオルをまいたまま 座ってうなだれてる夫と 見慣れぬ兄の姿に驚いていた 私「お義母さん、こんにちは」 義母「こんにちはじゃないから 早く玄関にあるアイス 冷凍庫に入れてくれる? あーもうクーラーもつけてよ 熱中症になっちゃうじゃない! 業者さんも入ってくるんだから けちけちしないで… で…あなたは?どこかでお会いしたことあるかしら…?」 兄と会ったのは結婚の挨拶だけなので 義母が覚えてないのも無理はない 兄「どうもクミの兄です クミがお世話になってます」 ぺこっと礼儀正しく 兄がお辞儀するとようやく 思い出したようだ 義母「お兄さん…? クミさんの…あ~どうも お久しぶりですね え?で今日は どうなさったんですか? 引っ越しのお手伝いに来て くださったのかしら?」 夫が何は言わない いや言えないかわからないが 義母にバレたくなさそうだった 兄「手伝いって… 本気でここに住まわれる おつもりだったんですか? 妹の家のはずですが」 義母「クミさんのって… 夫婦の家でしょう?なら義母の私が同居しても別に問題ないことじゃ ありませんか? しかもウチの娘は 保育士の資格も持ってるので クミさんをサポートできるし 安心でしょう?」 私「頼んでませんし 今すぐお引き取り下さい 引っ越し業者は外ですか? 引き返してもらうように 私から伝えてきますよ」 外からやってきたストレスか ただ疲れてるのか義母は私を 舐めまわすようにみて こう言い放った 義母「また終わった話を 蒸し返して!! お兄さん……妹さんの躾 もうちょっとなさった方が いいんじゃないですこと?」
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