【第1話はこちら】
【前回のお話はこちら】
【本編】【前回のお話はこちら】
※クミ目線に戻り進みます※
兄「ここは俺の家なんだよ」
夫に言っていないことが
1つだけあった
それは、この家は私がもらったと言うようにしておくこと
私は両親が遅くに作った子どもで兄とは年が8つ離れている
結婚前に両親が事故で
亡くなったとき
兄がそのまま相続した家が
この私たちが住んでる家だった
普通なら兄がそのまま住むなり
なんなりするのだろうけど
その時兄はすでに奥さんと
新しい家を建ててしまっていた
兄「本当なら母さんたちも
この家をお前に
残したかったと思うし」
人が住まないと家は傷む
いきなりのことで
家をどうするか?という
問題になったとき
ちょうど私に結婚の話が出て
いたので、このまま住んで
管理もすればよくない?
という話になったのだ
私の分の遺産もあったので
管理費の積み立てなど含めて
兄に家賃として払わせて
もらうことになった
ただ『兄名義の家を借りて
住んでます』と最初から
言わなかったのは兄が夫に気を
使わせてしまうかもという
計らいだったのだけども……
兄「まさか嫁の家に
同意なしに親を同居させるとかこっちも思わないからさ」
夫「お兄さんの……家⁉」
クミ「そうだよ。だから
この家に住むのはもう
無理だって言っただでしょ
懇意で妹たちを
住まわせてくれてた
家主の許可が
下りないんだから」
義妹「えっ…この家
お兄ちゃんが
買ったんじゃないの?」
夫「ちがっクミの家だと
思ってたから俺の家も
同然だから…!
母さんにそう言ってたろ⁉」
義妹「でもクミさんの家でも
なかったんじゃん……」
義妹はヤバいと思ったのか
撮っていた動画をさっと止めた
義妹「聞いてない
聞いてないよっ……
えっ?じゃあなに…
この家マジで住めないの?」
私「そうです」
最初からずっとそう言ってる
夫と義母に至っては家主は
私だと思ってたはずなのに
その私が拒否しても
どうして話を聞かないんだろう
どうしていつもこの人たちは……
第三者の話だけがすっと
入るような理解するような
こういう現象にたびたび出会う
でもそのとき、いつも思うのは
相手は私のことを下に見て
決めつけて、舐めてるから
なんだなと心底思う
義妹「そんな困りますっ!
私ここで仕事する予定
だったんですよ!」
兄「そう言われましても
クミの同意もなく
何を言ってるのか…」
ため息をついた兄が私を見る
それだけで尊重して
もらえてると思うなんて
私はどれだけ普通の感覚を
この人たちといて
忘れてしまったのか
義妹「お兄ちゃんも
何とか言ってよ!
荷物だって運ばれてくるのに!
ねえ!なんとかしてってば!」
【次のお話はこちら】
ーーーーーーーーーーーーーー
\各お話のまとめはこちらから/コンテスト受賞した作品がYoMuRyでコミカライズ連載が完結しました!
【第1話はこちら】
【お話を(全16話)を完結まで読みたい方はこちらへ↓】
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
更新通知のお知らせが届きます!
よかったらぜひダウンロードしてみてください!
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


