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※クミ目線に戻り進みます※
家に入ると割れた窓ガラス
タオルを仰々しく腕に巻いた
夫と明らかに敵意を向けてる
義妹がそこにいた
夫「……お義兄さん?
なんですかいきなり
チャイムもなしに入ってきて」
すぐに後ろにいる
私に夫が気づく
夫「クミが連れてきたのか」
私「窓ガラス…割ったんだ
そこまでする…?」
軽蔑しきった目で夫を見ると
義妹のほうがキレてきた
義妹「あんたが割れって
言ったんでしょ⁉
お兄ちゃんの家の鍵
勝手に変えてさ!
そんなに私たちを
困らせたかったんですかぁ?」
私「困ってるのはこっちです
不法侵入で通報しますよ」
義妹「はぁ⁉家族の家に
来てるだけなのに
大事になるわけないでしょ」
夫「いいんだクミも
ただ拗ねてるだけだろうから
でもさ…それにしても
ひどいとおもうよ?
同居が決まったとたん
離婚を切り出すなんてさ」
夫「話し合いの余地も
くれないって……
これも産後うつの症状なの?」
兄がいる建前なのか
俺は冷静に理解してる風を
装う夫がキモイが
義妹はその変化にも気づかない
義妹「あーーそうだったの?
クミさんのもともとの性格だと思ってたから気づかなかった」
兄は騒ぐ義妹をなだめる夫を
見て状況を理解したようだ
兄「それで勝手に家に入って
くつろいでんのか…?
妹は離婚するって言ってるんだ
この家にもう住めると思う方が
おかしいんじゃないのか?」
夫「なんでですか?
昨日の今日で離婚切り出されて
はい、そうですかって
納得して離婚する人間が
どこにいると思います?
子どものことだって
あるんですよ?」
夫「大事に思ってるなら
簡単に離婚なんて言えない
そう思いませんか?」
私「……すぐに離婚する気が
ないのはわかったけど…
この家に住むのは無理だから」
夫「ん~?俺ら生活費は
折半だったよなぁ?
この家の家賃も払ってるし…
いくら離婚したいからって
理由もなく別居すれば
お前の方が立場
悪くなるんじゃねえの?」
夫「この家親御さんから
もらった大事な家なんだっけ?」
私「…!その認識は
あったんだ…」
この家は親が早死にした時に
管理していた物件の1つで夫には
私がもらったと話していた
夫「勘違いしてるみたいだけど
俺は別にこの家が
欲しいって言ってるわけ
じゃないんだぞ?」
夫「クミと仲良く老後を
この家で過ごしたいから
少しでも協力できるように
サポートとして2人を呼んだだけ
そうだなぁ来年にはリノベしても
いいんじゃないか?」
義妹「あーっそれいいね!
ここ託児所みたいにしてもいいし」
和気あいあいと話す夫と義妹
兄の前でただ妻想いの夫を演じら
れたとでも思ってるのだろうか
夫「クミこんな献身的な夫と
離婚できる理由あると思うのか?」
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