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【本編】
4

※夫目線で進みます※


夫「手間かけさせやがて…」


1階の窓が割れるまでに

何回も打ち付けたから手が痛い


空いた窓の隙間から

鍵を開けると後ろから足音が

して腕がびくつくてしまった


夫(…クミ⁉)


義妹「おにいちゃん?

なにやってんの…」


夫「いてっ……!」

義妹「えっ!!大丈夫⁉」


振り向いた時には俺の腕に

ガラスの破片が刺さっていて

チもが流れ始めてた


夫(なんだリエか…)


夫「車で待ってろって

言ったろ⁉」


義妹「だっ…だってすごい音

したから気になって」


痛みにイライラして思わず

大きな声を出してしまった


義妹「なんで窓割ってんの⁉

っていうかケガ!!」


お前が声かけるから…!

と言いそうになったが騒いだら

クミに締め出されたことが

わかって恥ずかしい


鍵のことを言うなら

落ち着いて話さなければ


夫「驚かせて悪かった」

夫「昨日クミが鍵を勝手に

取り替えてさ……

俺に断りもなくな

家に入りたいなら

ガラスでも割って入れって

いうもんだから…

こうするしかなくて」


義妹「え⁉そうなの…?

昨日掃除しとくって

言ったくせに最低…」


納得した妹にほっとして

今度こそ窓の鍵を開けて

家の中に入る


夫「とりあえず玄関を

開けるからそっちから

入ってきてくれるか」


義妹「う、うん…」


洗面所に行ことするとテーブルの上に離婚届を見つけた

もうサインをしてる


夫(誰が離婚するかよ

誰が…!)


義妹「それにしても

クミさんひどくない?」


義妹「窓割って入れって

ヤバいじゃん!!

ここおにーちゃんの家なのに…

だから好きにしていいと

思ってるってことでしょ⁉」


そうじゃないけど

そう思わせておかないと

あれだけ同居できると

言っておいてクミを従わせ

られなかったことがバレるから

俺はコクリと重々しく頷く


義妹「ガラスの修理代も

きっちり回収しないとね…」


義妹「言ってた掃除も

全然できてない!」


夫「まぁ帰ってきたら

やらせればいいから」


クミが出ていったのは昨日

まだまだこの家には

必要な荷物もたくさんあるし

必ず戻ってくる


何よりまだ離婚もしてないから

俺らがここに住んでても

文句は何もないはずだ



夫(離婚なんて絶対しない…!

俺が離婚される理由なんて

何一つないんだからな…!)


腕の痛みからか

妹が騒いでる声が

うるさかったからか

壊れた窓を開けっぱなしに

していたからか

家に俺たち以外の人間が

入ってきたことに気づかなかった


クミの兄「人の家で勝手に

なにしてるんですか?」



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