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【本編】
10


私(クミ)「ありえない…」

『育児も家事もできない』
『子ども育てるのは女の仕事』
そう決めつけて他力本願で
自分は何もしないつもりなんだ

夫「なにがだよ
間違ったこと言ってない
クミはさーいつも自分が
正しいと思ってるだろ?」

私「正しいっていうか
あたりまえのことじゃん…」



子どもを育てるための
お金を稼ぐために働く

仕事の間子どもを見て
もらえる保育園に頼る

子どもと一緒の時間は
子どもと一緒に過ごす

全部できるとは言わない
でもそうしてあげるのが
親で、親になるということ
だと私は思っていたし
一般的にそうだと思ってた

夫「よそはよそ
うちはうちだろうが
他のとこは保育園でも
幼稚園でも入れてる
かもしれねーけど
そこに合わせる必要ねぇし

俺たちの子どもだから
特別扱いさせて
やりたいって言うのが
わかんないかね」

私(この言い回し…
お義母さんと一緒じゃん…)


自分がやりたくないから
自分が責められたくないから
ただ私にいちゃもんつけたい
イヤな思いにさせたい
それだけで夫は喋ってる

私「もういい……」

言い争うのに疲れてしまった
私が子どもをお風呂に入れようと席を立つと夫はニヤニヤして

夫「ほらな、正論言われたから
そうやって逃げんだろ」


『そうじゃない』

そう言い返せばまた
イヤな無限ループが始まる
夫に冷やかな視線だけを送り
子どもを連れてお風呂へいく

私(なんであんな考え方しか
できないんだろう……)

自分で何一つしないのに
ただ義母と義妹を住まわせて
お金を払えば自分がやること
やっていると思うのか

私(どう考えても
2人同居して+10万って
それ以上にお金かかるよ…)

義母が生活費をくれるとは
思わないし
義父からもしもらったとしても
夫は見栄を張って
受け取るなというだろう

私(あったま痛い……
もういいや…)

考えるべきなのは
保活とこれからのことだ

もともと保活は始めていて
知り合ったママ友に聞きまくり
保育園に見学に行く

先生「来年度から新しい
保育園が増えるので
枠は余裕があると思いますよ」

第一希望には入れないと
思って進め!と聞いていたので
それくらいがちょうどいい

日々の子育てに追われながら
少しずつ職場復帰に向けて
準備を始めていくある日のこと

夫「もうすぐクミの誕生日だし
美味いもんでも食べに行くか」

私「えっ?でも…」

夫がスマホで見ていたお店は
とてもじゃないが子連れは
厳しそうなところばかり

やけに上機嫌な夫が怪しく笑う

夫「贅沢してないんだし
それくらいいいだろ
子どもはリエ(義妹)が
預かってくれるって!」


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