前回の連載「新築マンションで浮気相手を連れ込む夫」番外編がスタートしました!毎日12時更新です。

それでは連載中の本編をどうぞ↓

【第1話はこちら】

【前回のお話はこちら】

【本編】
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※夫マサユキ視点で進みます※

夫(妊娠って………
そんなわけないだろ……⁉)

帰宅するなり、妻のクミから
飛び出た発言に母さんが
いるのも忘れて叫びそうだった

義母「母さんとっても嬉しい!
これでやっと孫に会えるのね」

喜ぶ母に、機嫌よく笑うクミ
ついていけない

母さんが帰ったあと
クミを問い詰めても
ふざけた答えしか帰ってこない

夫(えっ…⁉ほんとに⁉
俺ほんとにヤッたのか…⁉)

お酒を飲んだ日は眠くなるから
確かにそうかもしれないし

実際初めてサオリとした日も
酒を飲んで酔いつぶれて
しまったときだった

クミとの結婚式が終わって数日
ちょうどクミが地元の
友達に会いに帰ったときだ

サオリとコウを入れた昔からの友達同士で飲みに行った

先にコウがつぶれて
送っていった記憶はある

でも朝起きると、俺は
サオリのベッドの上にいた

サオリ「あ…昨日のこと
覚えてる?」

夫「ごめん……!!!!!」

とにかくサオリに謝った
こんな最低な男だったとは
今まで知らなかった

なによりクミに
知られたくなかった

夫(結婚したばっかで…サオリは友達で友達の彼女だぞ⁉)

ひたすら謝る俺にサオリは
けろっと笑って

サオリ「いーのいーの!
私も飲みすぎちゃったしさ
お互いさまってことで」

気まずさはあるものの
なにも気にしてないようだった

でも罪悪感は消えなかった

帰ってきたクミに会っても
いつも通り過ごすことが
どこか難しくて
すぐにでも謝ろうかと思った

夫(でも…こんなこと話したら
クミの両親も怒るし
結婚直後じゃ母さんたちも…

そうだよ…なにも自分から
自分のイメージ悪くしなくてもいいんじゃないか…?)

そう思うとどんどん
言いたくなくなっていった

サオリはそんな俺を察したのか
クミと一緒にご飯を
食べに行ってクミの気持ちを
聞いてくれるようになった

サオリは週に何度か
リモートワークがあるらしく
俺は平日の休みの日に
サオリの家の近くに行って
クミの様子を聞いた

サオリ「だいじょーぶ!クミはなんにも気づいてないよ」

夫「そっか…!よかったぁ」

サオリ「あ、でも最近
忙しいのかあんまり構って
くれない~って言ってた!」

夫「あ…それは…」
サオリとのことがあってから
前より夫婦生活の回数は
減っていたからだろう

サオリ「構ってあげなよね~
新婚さんなんでしょ?」

夫「うん…」

力なく笑う俺の手に
サオリが触れてきた

サオリ「もしかして…
私のこと思い出しちゃう?」
【次のお話はこちら】



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