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【本編】

※夫目線のストーリで
お送りします※
夫「中原ちゃ…⁉」
中原「あ、ここで私になにか
したら今すぐ叫びますから」
俺の震えてる手に捕まることなく
彼女は余裕の表情を浮かべる
なにもなすすべがなく
その日は定時よりも早く
会社から出ることになった
夫(どうしよう……)
会社に置いていた荷物を持ち
家までの道をとぼとぼ歩く
仕事がなくなるとは
思ってもいなかった
ローンも高いし
生活費の支払いもある
夫(絶対クミには
戻ってきてもらわないと…!)
夫(明日謝りに行こう…)
今日はゆっくりお風呂でも…と
思い部屋に入ると違和感がある
あ…れ?なんか…
リビングまで行くと
その理由が明確になった
夫(この前買った物がない…!
それに…クミの荷物も全部)
残されているのは
前に使っていた家具や雑貨のみ
夫(い、いや…そりゃ
ホームパーティするから
全部よけたけどっ…
ええ…⁉クミが
持っていったのか…⁉)
よろっと椅子に座りこむと
クミからの書置きを見つける
クミ『家具も共有財産なので
きっちり折半しました
あなたはそちらの家具が
模様替えするほどお気に入り
だったみたいなので
どうぞ使ってください』
どうやら俺がいない間に
業者に運ばせたらしい
続けて書いてあるのは
クミ『早急に離婚届にサインを』
という言葉と弁護士の連絡先
夫(やばい…クミは本気だ…!)
昨日、内容証明を受け取った
ばかりでこの仕打ち
あいつにはやり直す気なんて
全くない…!
夫(新しい家具で
アカウント作り直そうと
思ってたのに…!)
あのとき、ホームパーティに
いたやつらの一部映像が
ライブ配信で流れてたらしく
バツイチ独身男の
アカウントのフォロワーは激減
前に使っていた家具は
もう使えないから
クミが買った高いやつを
使おうと思ってた
夫(これから…
どうすればいいんだよ!
この家は……⁉
また仕事を見つけても
1人で払っていく
なんてとても…!)
夫「うっうう……
クミ…クミぃ…!!
戻ってきてくれ……っ」
少し前までどうでもいいことで
怒っていたクミに今すぐ
戻ってきてほしいのに……!
二度と、叶わないのか……?
しばらくやる気がわかなくて
クミにだけずっとメールを
送ったり電話をしていた
夫(出ない…出ない…)
途中で姉ちゃんにクミの
番号を聞かれて
俺以外なら出るかもしれないと
教えたが、姉ちゃんの電話にも
クミは全然でないらしい
クミの弁護士と名乗る男から
電話がきて離婚の手続きを
するように話をされた
夫(離婚の手続きを進める間
1回でもクミに会えたら
謝ったら許してくれるかも…)
夫『わかりました…離婚すると
クミに伝えてください』
そう思っていたのに一度も
クミに会える気配がない
夫(このままで…このままで
終わるのか…⁉)
俺は実家に行き母さんのもとへ
夫「クミの居場所知って
るんだろ⁉教えてくれ!」
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