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【本編】

※夫目線のストーリで
お送りします※
あゆ「誰からの電話くらい
見てから出たらどうですか?
あ、それとももう私の番号は
消しちゃいました?」
夫「ご、ごめん…どうしたの?」
あゆちゃんがなんで…?
クミと和解したから大丈夫だよと
俺は何度も安心させて
あげようとしたけど
ここ最近はずっと冷たかったのに
あゆ「どうしたの?じゃ
ありませんよ……!
奥さんから!慰謝料
請求されたんですけど……!」
夫「えっ…⁉」
俺だけじゃなくて⁉
あゆちゃんも…⁉
あゆ「どうして
くれるんですか…!」
夫「どうって言われても…!」
あゆ「夫さんが言ったんですよ
何もないから大丈夫って…
それなのに嘘ばっか!」
夫「ご、ごめん
まさかクミが本気だとは
思ってなくて」
あゆ「はぁ……⁉
何寝ぼけてるんですか…⁉
あの奥さんは最初っから
ずっとキレてましたよ…!」
ああだこうだ言うあゆの声が
耳元でうるさい
前はあんなに可愛かったのに
俺の支えになって
助けてくれるんじゃ
なかったのかよ…!
ダメだ、イライラする
夫「…中原ちゃんも
わかってたんじゃないの?」
あゆ「……は?」
夫「俺がまだ離婚してないこと
くらい気づいてたっしょ?
それなのに俺だけが悪い
慰謝料がどうのこうのって
責められても…」
口が勝手に動く、止まらない
第一俺だってクミから
こんな金額を請求されてるんだ
俺に文句を言われても困る
あゆ「……ああそうですか
そういうこと言うんですね」
電話の向こうのあゆの
声のトーンが変わった
あゆ「……ちなみにですけど
私の分の慰謝料立て替え
てくれる気あります?」
夫「なんで俺が
俺だって同じ立場なんだけど?
大人なんだから責任取りなよ」
あゆにはこういったが
俺はまだクミと離婚してない
いくらだってなんとかできる…
あゆ「わかりました
後悔しないでくださいね」
なにが後悔だよ……
自分からかけてきたのに電話も
さよならを言わずに切りやがった
散々楽しんだくせに
被害者面されて…
夫「俺は家も
失いそうなんだぞ…!」
クミにまた電話をかける
でもつながることはなかった
どれだけイヤな夜を過ごしても
朝には仕事に行かなきゃならない
夫(だるい……イヤでも
金はいるもんな…)
副業のSNSもダメになるなら
今の仕事をやめるわけに
はいかない
出勤すると俺の机には
俺の荷物が詰められた
段ボールが一箱おいてあった
夫「…は?」
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