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【本編】
11

私「私に落ち度があったとか
あなたが不満だったとか
なにもかも言い訳よ!

あなたはいらない!
私にこれから捨てられるの!」

怒りがもう抑えきれない

私「勘違いしてんじゃないわよ
どうして私が我慢して
あげないといけないの?」

夫「クミ…
ごめん…ごめん…
ごめんなさい……っ」

私の怒りの剣幕に
夫は子どもみたいに
ぐすぐす涙を流し始める

私「自分だけ不幸
自分だけ頑張ってる
とでも思ってた⁉
だからなにしても許される?
そんなわけないでしょ!
世界の中心にでも
なったつもり?」

夫「っず…ごめ…」

私「ごめんじゃないわよ!」

私「これからどうぞ
自分が犯した過ちを
イヤってくらい
感じながら生きてください」

私はもともとまとめていた
スーツケースを部屋から
転がしてくる

夫「待って…待ってよっ」

私「待たない
後の荷物はあなたがいない間に
取りに来るから」

義母に腕をつかまれ
信じられないという目で見てる
義姉を思いっきりにらむ

私「だから勝手に触って
持っていかないでくださいね
ちゃんと何を置いているか
記録してますので」

義姉「!」

私「私の物が減っていたら
警察にでも
なんでも通報します」

義姉「誰が……!」

言い返そうとする義姉を
義母が名前を呼んで止める

夫「ごめん。ごめんなさい…!
戻ってきてください…!」

義姉「◎◎!やめなよ!
なんで謝ってんの!」

ありえない!と怒る義姉より
夫はこれから来る怖い未来が
見えたらしい

夫「うるさいな!
全部姉ちゃんのせいだよ…!
どうしてくれんだよ…!」

夫は青ざめた顔で逆上し始める

義姉「はぁ⁉なんで
そうなんのよ!」

夫「クミが機嫌悪くなるのは
全部姉ちゃんが絡んでんだよ!」

義姉「そんなの知らないわよ!」



義母「やめなさいアンタたち!」

醜い姉弟げんかをあきれ果てた
義母が止めようとする

義母「◎◎!
全部自分が招いた結果でしょう
泣いてすがって見苦しい…!」

夫「だって…!」

義母「だってだってうるさい!
ごちゃごちゃ言ってる暇が
あるならこの部屋
早く片付けなさい!」



ぎゃーぎゃーいう2人は
まるで子どものよう
義母の声を聞かないありさま

私「お互いに責任を
擦り付け合ってもどうにも
ならないのに、わかってないの
かわいそうな人たち」

義姉がイライラしながら
夫は見捨てられると怖々しながら
くすっと笑う私の声に反応した

私「これからもどうぞ
無駄な時間を過ごしてね」
 

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