【第1話はこちら】

【前回のお話はこちら】


【本編】
8

男「え…妻?」
女「◎◎さん離婚してたんじゃ
なかったの…?」
男「どういうこと…?」

ざわざわと騒がしい室内
スマホのカメラは数台回ってる

夫「えっと…その…」

私「離婚なんてしてませんよー
少し前に引っ越してきた
ばかりですしーあれ…」

フリマアプリ用にと
片づけた家具やラグが
戻っていることに気づいた

私「この前模様替えしたばっか
なのにどうして戻ってるんだろー
このクッション、あなたと
浮気相手が使ったから
見たくもないっていったよね?」

部屋の中がざわめく
ぶつぶつこそこそする音の中
「修羅場じゃん…やば…」と
だけはっきりと聞こえた

夫「ち、ちが……」

訂正しようとする夫に
追い打ちをかける

私「もしかしてあなたたちの
中にも夫と関係がある人が
いたりしますか?」

女「まさか…!私帰ります!」
男「お、俺らも」

女性陣ににこっと微笑み
質問すると波を打ったように
みんな帰り始めた

夫「みんな待って…!
このことは秘密にして…」

夫の声むなしくみんなは
無視、そして軽蔑の目で
風のように出ていった

残されたのは私と義母
そして義姉と夫だけ

ぼーぜんと突っ立ってる夫を
押しのけて義姉が
私につかみかかる

義姉「なにしてんの⁉」

義母「やめなさい!」

義姉「今日は大事な
集まりだったのに
ぶっ壊して…バカなの⁉」

襟元をつかまれたまま
義姉をにらみつける

私「お義姉さんの方こそ
バカなんじゃないですか」

義姉「…⁉」

私「夫をそそのかしたのは
お義姉さんですよね?」

義姉「はぁ…⁉」

義母の前でバレたくないのか
義姉は何言ってるのか
わからないとしらばっくれる

私「だったらどうして私が
家の中に入るの嫌がるんです?
夫が独身のフリしてることを
知ってたから
じゃないですか?」

義姉「何で知って…」

私「さあ、なんででしょう」

教えてあげるほど優しくない

義母「………」

私「でもお義姉さんも
いるとは思ってませんでした
弟の不貞行為を助けるのに
お義姉さんも必死ですねー」

義姉の手を払うと
義姉はわなわなと肩を震わせた

義姉「うるさい!
今日は私にとっても
大事な日だったのに…!
アンタのせいでぶち壊しよ!」

義姉の平手打ちが
飛んできそうになったとき
先に頬を赤くしたのは
義姉の方だった

義姉「………お母さん⁉」

義母「言いたいことは
それだけ?」


【次のお話はこちら】

ーーーーーーーーーーーーーー
\各お話のまとめはこちらから/


コンテスト受賞した作品がYoMuRyでコミカライズ連載が完結しました!
【第1話はこちら】

【お話を(全16話)を完結まで読みたい方はこちらへ↓】

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
更新通知のお知らせが届きます!
よかったらぜひダウンロードしてみてください!
ライブドアアプリで読者になる

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー