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【本編】

義姉が帰った後
夫はまたヘコヘコした態度に
戻っていった
夫「あの…勘違いしないで
欲しいんだけど…
姉ちゃんはただ俺のことを
思って言ってくれただけで…!
俺はクミに歯向かうとかそんな
つもりじゃないから…!」
私「知ってる」
義姉の援護射撃が有効と思っている夫の能天気さがまぶしい
夫は私の笑顔にどんな意味が
あるのかも知らない
ご飯をあっためなおし
今日も家族団らんの食卓が始まる
夫「中原さんあれから
すごい風当たりきつくなってさ…
俺は気にしないで
おこうと思ってるのに
取り付く島もないんだよね…」
彼女からすれば信じていた夫に
最後に裏切られたのだから
あたりまえのことだろう
私「そうなんだー?」
私はまだ彼女へ何も行動を
起こしていない
慰謝料の請求は浮気が
発覚してから3年らしい
私に個人情報をつかまれてから
彼女は毎日毎日びくびく
震えて過ごしているのだろう
ぜひこのまま夫へイライラと
恨みを貯めていってほしい
不安と焦り、恐怖を抱えて
いくら待っても来ない知らせが
日常になるくらいまで
そして何もしてこないかも…と
どうぞ思いきり安心してほしい
その過程で2人が和解したと
しても私には何も変わらない
私にとってもっとも都合の良い
タイミングで2人にまた
現実という名の地獄を
教えてあげるだけだから
夫「おかげで仕事しにくくて
しょうがないよほんとに」
すべて自業自得なのに
まるで他人事だ
夫「普通にしてって言っても
なんか聞く耳持たずに
ヒステリー起こすんだよね
クミが許してくれたから
何も気にしなくていいのに
大人の対応ができないん
だなって幻滅したよ」
一体いつ、だれが
夫も浮気相手も許すと
一言でも言ったんだだろう
そして浮気しといて
よく妻の前で浮気相手を
貶めて機嫌を取るような
行為ができたものだ
私「そっかー…大変だね
あ、そういえば料理
上手になったんじゃない?」
夫「えっほんと?嬉しいなー!
最近SNS見て勉強してるんだ!
妻が喜ぶ映え飯ってのが
あってさ~」
私「へーすごーい」
夫「まあこれくらいはね!
だから姉ちゃんの言うことは
気にしなくていいからさ…
クミの気が済むまで
ちゃんということ聞くから」
私「ありがとう」
気なんか一生すむわけがない
私が許すときが来るのを
待っている夫の態度が腹正しい
義姉にすがったくせに
いい夫アピールをする夫と
【ミク】としてやり取りしながら
私は土曜日までに着々と
準備を進める
夫との約束の時間は14時
私は12時にある人と会っていた
義母「クミさん……
浮気したって本当なの……?」
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