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【本編】

義姉「遅い!
もっと早く帰れないの⁉」
ふんふんと偉そうに
私を睨みつける義姉
これからたっぷり私に
嫌味を言えることを
ご褒美に待ってたらしい
私「ああ、お義姉さん
こんばんは
どうされたんですか?」
私「今日は別に約束した
記憶はないんですが」
暗になんで来たのか?と
しらっと笑顔で語りながら
靴を脱いで部屋に入る
夫をチラ見するとすぐに
視線をそらされる
夫がまた勝手に
家に義姉を入れたのだ
義姉「あなたに会いに
来たんじゃないけど」
義姉「弟が最近元気がない
から様子を見に来たの」
私「へえ、そうなんですか」
義姉「そうなんですかって
もっと言うことあるでしょ⁉」
夫「も…もうすぐ
ご飯できるから
姉ちゃんも食べていってよ」
夫は義姉の陰に隠れるように
だまってごはんの準備を進める
臨戦態勢の義姉をほうって
洗面所に行ってから
ソファでごはんが
できるのを待とうと座ると
義姉が私が持った
リモコンを奪った
私「…?なんですか」
義姉「帰ってきたのに
なんで弟のこと手伝わないの?
あなたが代わりにごはん
作るでしょうが普通」
私「……はい?」
義姉「私も来てるのに
もてなす気ないの?
聞いたわよ
いつも疲れてる弟に
料理させてるんでしょ!
リモコンなんて持ってさ
ソファでだらだら寝転んで
テレビでも見るつもり?」
ああ可哀そう
ああ非常識だと義姉は嘆く
だけどそんなの私の
知ったことではない
私「はい。そうですけど」
わざとごろーんとゆったりめに
くつろぐように
ソファに座りなおしてあげた
義姉「!」
私「だいたい仕事が終わるのは
私の方が遅いですし?」
私「前の家より会社がちょっと
遠くなったんで帰ってくるの
遅いのは仕方ないんですよ
私たちは共働きですし
早く帰った夫の方が
ご飯を作ってても何の
不思議もありませんよね?」
義姉「だからって
私が来てるのに弟に
普通作らせる?
仮にも妻なのに……!
女として恥ずかしくない⁉」
前に言っていた体調管理は
妻の仕事…とでも言いたいのか
義姉「弟のおかげで
結婚もできて家も住めてるのに
仕事してるからってそんな
えらいわけないでしょ!
いい加減にしなさいよ!」
義姉は気分がよくなったようだが
この私にケンカを売ったのは
大間違いだ
私「それってお義姉さんに
関係ないですよね?」
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