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【本編】
11


夫「どうなるって…
え……なにその言い方…
怖いんだけど…」

私「え…そりゃ浮気した
人なりの償いってあるよね」

さっきまでブツブツ言っていた
夫の顔がこわばっていく

私「私はあなたにも慰謝料を
請求するだろうし…
離婚だってするか考えるし」

夫「慰謝料って…
そんなドラマじゃないんだし」

私「わかるわかる
なんか大げさに聞こえるよね」

冗談だろ?とん?と夫は
ひきつった笑いを見せる

私「でも、現実だよ?」

私「浮気したんだから
私にはそれくらいする権利が
発生しちゃったんだよね…」

夫「……で、でも
クミはしないんだろ…?
昨日だって…」

私「あ、もちろん再構築で
考えてるから安心して

でもあなたがあんまり
しつこいし、くどいし
反省してるのかなって
思っちゃうことばかり言うから

あなたのために忠告したくて」

私「ただ…あなたがしたことが
どういう結果をもたらすのか
ちゃんと知っておいて
欲しかったの」

小刻みに震える夫の手を
優しくふんわりと包む

私「さ、帰りましょうか
晩御飯はお惣菜でも
買って今日は楽しましょ」

夫「うん……」

これで少しの不安と安心が
夫の心に残る

それから私は
夫に洗い物や片付けを
全部お願いして
少しずつ部屋の模様替えも
夫を使って終わらせていった

仕事もひと段落ついたので
これからは定時すぎには
ちゃんと帰れるようになったが
夫の方が会社に近い分
帰ってくるのも早い


私「ただいま
今日のごはんなあに?」

夫「おかえり…酢豚にしたよ」

部屋の隅に置いてある
フリマアプリで販売中の
家具はまだ売れておらず
うっすらほこりをかぶってる

私「わーおいしそう
あ、あれ早く片付けてね」

夫の作ったご飯をパクパク食べお風呂に入ろうと席を立つ

夫「あ、あのさ…!
ごはんなんだけどこれも
俺が毎日作らないとダメ?
結構しんどいんだけど」

私「どうして?」

夫「いやだって俺にも仕事が
あるし…結構疲れてて」

私「ん~そうだね」

夫「だろ⁉だからさ…!」

私「…でもダメかな」

私「うちにはあなたが
なんでもするって
新しいルールができた
ばっかりじゃない?」

その場で呆然とする夫を
放置して暮らして3日後
ミクとして夫にDMを
送りながら帰宅すると
玄関に女物の靴が置いてある

2秒後にそれが
すぐ誰の物かわかった

義姉「やっと帰ってきたわね!」



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