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【本編】

翌日、私は夫と
ショッピングセンターにいた
昨日夫が好きな物を買いに
行こうと言ってくれたおかげだ
私「うーん…こっちと
こっちどっちがいいかな?」
私がいるのはちょっとお高い
寝具がそろうお店
数万以上する枕を持って
夫に質問する
夫「どっちもいいやつ
だと思うけど…
そうだ、他の見てみたら?」
私「ダメだよーせっかく買うなら
いいものを買わないと」
夫「でも持ってたやつの何倍も
する奴を別に選ばなくても…」
私「でも……なんでも
買ってくれるって言ったの
あなただけど…」
さっきまで持っていた枕を
悲しそうにそっと戻す
私「本当に自分がしたことをさ
反省してるならそんなこと
言わないと思うんだけど…
やっぱり昨日の言葉って
嘘だったの?
それなら私…」
夫「ち、ちがうちがう!」
夫「なんでもないから!
何にも気にせず買っていいよ
だからほら……ね⁉」
ヤバいと思ったのか
夫は私が置いた枕を二つ持ち
どっちがいいかな!と
検証し始める
私「よかった!
じゃあこっちにするね!」
目薬でとっさに作った
涙目を笑顔に切り替えて
高い方の枕を選ぶ
夫「う、うん!
これなら部屋の雰囲気にも
合うしいいと思う!」
私「あ、今のベッドも捨てる
から新しいの見に行こうか
今日の配送は無理かも
しれないけど」
夫の「ベッドも⁉」という
顔に書かれた言葉を無視して
私は寝具の散策を続ける
ふかふかの高級布団
女性の雰囲気が漂うシーツ
薄い毛布にブランケットまで
途中から店員さんの
「長持ちするならこれですよ」というアドバイスもしっかり
聞いて全部まとめて購入した
私「じゃ、お願いね」
もちろん支払いは夫のカードで
私「ありがとう」
そのあとも色々な雑貨や
細かい家電を買いなおした
昨日謝らずに
自分で家賃を払ったほうが
安いと思えるくらいの金額だ
ネットの方が安くなるのは
わかってるけど生活に
も少しで足りないものがあったら
夫がかわいそうなので全部
夫がかわいそうなので全部
お店で揃えてあげる優しい私
私(もう昨日の約束を
後悔できてるでしょう?)
カードの支払金額は一括で
払えるものじゃないだろう
私「私のためにありがとうね
他の女と使ってる布団に
寝るのがどうしてもいやで」
と私が言うと、夫はぼそっと
独り言のようにつぶやく
夫「俺が言ったことだから
もういいけどさ……
いくらなんでも
これはわがまますぎない…?」
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