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【本編】

夫「…………っ!!」
ドアを開けば電話をかければ
いいもののなにもしない
自分からはこれ以上状況を
悪くしたくないと思う
汚い心のあらわれだ
私(私を罵って謝らせれば
それを免罪符にできるとでも
思ってるのかしら)
夫「なっ………なっにが
クズだよ!
クズなのはそっちじゃんか!」
夫「だいたいなぁっ…!」
ズカズカとリビングへ戻り
夫は大きく乱暴に
テーブルに手をついた
夫「この料理は何だよ!
今日は遅くなるって言ったくせに
嘘ついてんじゃねえよ!」
私「ああ、そうだっけ
ごめんごめん」
夫の苛立ちをハイハイと
促しながらワイン残りを
全部グラスにあける
私「最近忙しかったことも
文句言われるし前には浮気まで
疑われちゃったからさ
たまにはあなたに愛を
示そうとしただけなんだけど…
私が浮気を疑うとは
思ってなかったの?」
自分だけに与えられた
特権だとも思っているのか
夫「いつから……
俺のこと疑ってたんだよ」
私「自分で考えてみたら?
そうしたら次にもし
あなたが浮気するときに
凡ミスを防げるかもね」
夫「ああっ…もうっ…」
イライラした様子で夫は
無駄にうろうろする
夫「そのワインもう飲むな!!
いくらしたと思ってんだ!」
少しでも私の非を見つけて
貶めて責め立てて
自分が優位に
立ちたいのに立てないの…
ああ、おかしい
私「どうでもいいけど?
そんなに怒るほど高いワインが買えて綺麗なお部屋で
いい生活が出来てるのは
誰のおかげでしょ~?」
ワインとボトルを持って
冷やかな嘲笑を浮かべる私
夫「お、俺が働いて
この家を買ったからに
決まってるだろう…!
ワインだって同じだよ!」
私「え~ざんねーん
不正解だよ?」
夫「絶対にあってるよ!
このワインはボーナスで
買ったんだから!」
私「そのボーナスをワインの
お金にあてられたのは…」
私「私がいろいろ立て替えて
あげたからだよねぇ…
夫婦だからってうやむやにして
きたけどこの際
全部取り立てよっかな!
あなたと違ってさぁ
結構こまめに
記録付けてるんだ」
夫「は⁉今さらそんなこと
言われても無理だって…!」
私「あ、あとね!」
私「この家がなんできれいに
保たれてるか知ってる?」
夫「新しいからだろ
それがなんだよ…」
私「新しくても使えば
古くなるのよ?
綺麗に綺麗に私が
掃除してるからなのー
前から聞きたかったんだけど
1人分の給料を持ってくること
しかしてなくて
あげく無駄遣いばっかなのに
なんでそんな偉そうなの?」
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