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【本編】

あゆ「えっ…?どうって…」
私の挑発的な発言に
彼女はとても驚いていた
私「だってそうでしょう?
奥さんが浮気してるとか
出て行ってしまったとか
何も根拠がないじゃない?
あるのは〇〇が結婚
しているっていう
事実だけだし」
あゆ「…そ…そう言われたら
そうなんですけど…」
私「中原さんは若くて
とても可愛らしいわよね
だから今まで誰も教えて
くれなかったのかしら?
不倫はいけないことだって」
さっきまで味方で歓迎されて
いると信じ切っていた私に
こんな冷たい言い方をされると
思っていなかったようで彼女は
一気に居心地が悪そうになる
「最初」から既婚者と知って
いるなら不倫に飛び込んだのは自分だと自覚している証拠だ
夫「ね、ねえ…そろそろ
お開きにしようか
もうこんな時間だし遅くなる前に送っていくよ!」
時間はまだ20時にもなってないのに何を言ってるのだろう
私「ああ、ごめんなさいね
不安にさせたかしら?
ただ確認したかっただけなの」
安心させるように微笑むと
彼女はほっとしていた
あゆ「いいえ…大丈夫です」
夫「じゃ、行こうか
今日は姉さんに付き合って
くれてありがとう!」
あゆ「ううん、私こそ…」
若干の気まずさを感じ取った
のか夫に続いて帰ろうとする
私「もうすこしゆっくりして
いってもいいのに。だって、
今日映画を見るんでしょう?」
夫「えっ……なんで…
なんでクミが知ってるの…?」
夫は震えているようだった
私「なんのこと?」
何を言ってるのかわからない
フリをする私と夫のやり取りを
ようやく変だと思ったのか
あゆ「夫くん…?
どうしたの…?」
夫「な、なんでもない…!」
変に大きな声が出てしまう夫は
自分でなにかあると言っている
ようなものだった
私「なんでもなくないでしょ」
あゆ「あの…?
なにかあったんですか?」
夫「なんでもないって
言ってるだろう!!!!」
夫の大声に彼女がびくっとする
あゆ「ど、どうして怒鳴るの?」
夫「ご、ごめん…!
そんなつもりじゃなくて」
フルフルと頭を振る夫を
ただ彼女は心配している
私「謝るなら最初から
訂正すればよかったのに
私がこのまま帰して
あげるとでも思った?」
夫「……!だって
もとはと言えば…!」
私「もとはと言えば?
あなたが「姉」と住んでいる
って嘘ついたからでしょう?
私は勘違いした彼女とあなたの話に乗ってあげただけ」
夫「………!!」
あゆ「えっ…え…?」
私「嘘をついてごめんなさいね私、姉じゃなくて妻なんです
この意味…わかりますか?」
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