【第1話はこちら】
【前回のお話はこちら】
【本編】

あゆ「ま、待って…!!!」
最後に隙間から顔面蒼白の
彼女の顔が見えて
ドアがばたりと閉まる
私はすぐに施錠して
チェーンもかける
ドア越しに濁った声で
とんとんと彼女がドアを叩く
あゆ「やめ…やめてください!
謝りますから…!」
夫はまだ靴を履こうと
座り込んだ体勢のまま
動けないのか唖然としている
私「スマホ出して」
夫「えっ」
私「はやく」
トントン、コンコンと
控えめなノックが鳴り響く中
私は「あゆ」へ電話をかける
何コール目で気づいた
彼女が電話にでる
私「もしもし?」
あゆ「あ、開けてください
さっきのどういう意味ですか」
私「そのままの意味ですけど
浮気相手らしい女性も
映っているので確認します」
あゆ「……⁉脅迫ですよ⁉」
私「なにがですか?」
あゆ「~~~!
私って分かってるのに
もし裸が映ってる動画を人に
見せようとするなら……
盗撮で訴えてやりますから」
この距離での通話は
ドア越しだから夫にも筒抜けだ
私「え?だってあなたは
夫とはそんな関係がないって
言ったじゃないですか?
もし映っていたとしても
それは火傷したから
なんでしょう?」
私「私はその言葉を信じようと
思っただけなんですけど…
それに私は空き巣の被害として
警察の目を借りようと
思っただけのことですから
その際に職場であったり
家の近くの方に聞いたりするのは過程として普通のことです
それともなんでしょう?
夫とそういう関係だからこそ
この動画、誰にも見せたく
ないって言いたいんですか?」
あゆ「ち、ちがいますけど…
でも……!」
私「ですよねぇ……
私も疑いたくはないんですけど
今日あなたにお会いして
カメラに映る女性に見れば
見るほど似ている気がするけど
中原さんじゃないって言うし
いろんな角度から
撮りすぎて変に情報が
多くなっちゃったのかも…」
私「だからやっぱり
第三者に確認は必要かなって」
あゆ「さっきからなんですか…
奥様だってわかってるくせに!
こんな卑怯なやり方して
楽しいですか…⁉」
私「楽しいだなんて
とんでもない!
中原さんの言葉を信じてるから
こうするしかないなって
思うんじゃないですか?」
私「その結果、中原さんが
どうなるかはわかりませんし
お約束できること
じゃないですけど」
あゆ「………!!」
私「そうですねぇ…
私も無駄な争いは
したくないんですよ」
ドアをわざとコンコンと叩いて
ここいるわよと安心させる
私「裸にならないといけないほどの火傷の跡がほんとにあるなら
他の人には見せませんけど?」
【次のお話はこちら】
ーーーーーーーーーーーーーー
\各お話のまとめはこちらから/コンテスト受賞した作品がYoMuRyでコミカライズ連載が完結しました!
【第1話はこちら】
【お話を(全16話)を完結まで読みたい方はこちらへ↓】
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
更新通知のお知らせが届きます!
よかったらぜひダウンロードしてみてください!
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

