【第1話はこちら】

【前回のお話はこちら】


【本編】
9


あゆ「大きな決断をした矢先に
夫さんを裏切るなんて
ひどすぎますよね…」

私「へぇ…」

そういう嘘ついてるんだと
私が見ても夫は黙って
下を向いたままだった

あゆ「私許せなくて…
夫さんはこんなにいい人なの
そんな冷たいこと…最低です


あゆ「お義姉さんも
そう思いませんか??」

私「ええ、ひどい奥さんよね」

あゆ「ですよね…⁉
しかも前から浮気してるって
言うじゃないですか?」

私「まあ…そうだったの?
それは知らなかったわ…」

別居、浮気、ローンの
押し付けとずいぶん「私」には
問題がありそうだ


あゆ「え…
知らなかったんですか?」

彼女はなんで?と不思議そうに
夫に説明を求めている

夫「いや…言い
そびれてたっていうか」

あゆ「浮気のことは
伝えてなかったの?
ダメだよちゃんとこういう事は
伝えておかないと…!」


夫「そ、そうだけど
まだ離婚してないし…その
俺にも男のメンツっていうか
言いたくないことも
あるからさ…」

男のメンツは随分都合がいい

あゆ「それは…ごめん」

夫の気持ちを察してか
申し訳なさそうに謝る彼女

あゆ「でも私は真剣だから…」


あゆ「同じ経験を持つ理解ある
お義姉さんに伝えておいた方が
私たちの気持ちも
わかってもらえるかなって
思って……」

夫「全然…気持ちは嬉しいし」

うん……と何とも言えない
微妙な空気はまるでお互いを
思いあっている絆のよう

私(ま、この絆は今から
私が目の前で
断ち切っちゃうんだけどね)


私「それじゃ中原さんは
〇〇が既婚者でも
奥さんが浮気してるから
別居してるのを知ったうえで
お付き合いしてるってこと…?

だから世間からは
不倫と言われたとしても
特に問題を感じてないないって
ことで大丈夫かしら…?」

あゆ「はい!そうですね…
奥さんと離婚したいけど応じてもらえない夫くんの想いは
よく理解してるので」

私「そっかそっか…
なるほどねぇ……
あなたが既婚者と知って
不倫相手に甘んじてる
のかなと思ってたから
すごく心配していたの」

あゆ「心配してくれて
ありがとうございます…!
夫さんは既婚者だし…
私も最初はそのつもり
なかったんですけど…
話を聞くうちに夫さんの
ぽっかり空いた寂しさを
私が埋めてあげたいなって」

あゆ「夫さんの場合は
ただ離婚してないだけですしね!
それにまだまだ私たちの関係も
始まったばかりなので
これからいくらでも待てますし」

私「でも…さ
最初から既婚者って知ってて
よくそこまで踏み切れたよね?」

あゆ「えっ?」

私「もし奥さんが浮気も
別居もしてなかったら
あなたどうするの?」


【次のお話はこちら】

ーーーーーーーーーーーーーー
\各お話のまとめはこちらから


コンテスト受賞した作品がYoMuRyでコミカライズ連載が完結しました!
【第1話はこちら】

【お話を(全16話)を完結まで読みたい方はこちらへ↓】

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
更新通知のお知らせが届きます!
よかったらぜひダウンロードしてみてください!
ライブドアアプリで読者になる

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー