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【本編】
1

義母「⁉
なにをそんな屁理屈を…!」

母「屁理屈じゃありません
希望したのは
『心からの謝罪』です」

母は一歩前に出て
毅然とした態度を崩さない

母「この場できっちりと
謝罪をしなければ
約束は守ってもらえないと
私は受け取りますが

その場合しばらく
お義母様たちとは
お顔を合わせる機会が
多くなってしまいますね」


夫「ちょっと待ってくださいよ
もう解決したじゃないですか!

クミとは離婚する
関わらない
50万も請求しない…!

ここまでさせといて
そんな些細なことで
話を白紙にする気ですか⁉」

私「勘違いしてるようだけど
お母さんの話と、私の話は
全く別物だから

もともと言いがかりを
つけられたのはこっちだし…

お母さんは優しいから
私のことを条件に水に
流してあげるって
言ったのわすれたの?」

もとはと言えば自分たちが
いかに意味の分からないことを
言っていたのかだけは
よくわかってるのだろう

お金はこれ以上出したくない
面倒ごとに囚われたくないのに
逃げることが出来ない…

夫も義両親もぐうの音も
出ないようだった

親戚「さっさと頭
さげちゃいなさいよ…」

ぼそっとしたつぶやきが響いた

親戚「そうよ…恥さらしな」
「もういい加減にしてよね
早く帰りたいし…」

だんだん大きな波紋になり
夫と義両親たちを囲んでいく

義父「な、なんだ
寄ってたかって…」

夫「やめろよっ…」

唯一の姉であるおばさんに
義母が助けて今さら視線を
送ったが厳しい目で
にらみつけられるだけ

一番初めに口を開いたのは
うなだれた義母だった

義母「この度は…
ご迷惑をおかけして……
すみません……」

頭を下げる義母に母が近づき
そっと肩に手を添える

母「お義母様…言ったでしょう?
謝罪は『申し訳ございません』
ですよ?」



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