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夫は数秒迷ってから
小さな小さな舌打ちをする
ような悔しい顔を見せた
夫「……っちっ
わかったよ……
俺もこれ以上久美の我儘に
付き合わされるのは勘弁だ
離婚してやるよ。離婚」
夫「そのかわり!!
100万なんてありえねー金額
請求してくんじゃねぇぞ!
母さんたちビビらせるなら
こっちだって脅迫だって
訴えてやるからな…!」
なんだその態度は…と父が
ピクリと眉を吊り上げたのも
親戚全員が夫にあんぐり
口を開けているのも
見えていない夫には
隣にいる弁護士のことも
いないのと同然なのだろうか
私「……自分たちは50万も
請求しておいてよく言うね」
夫「はぁっ⁉?俺の味方にも
ならねーくせに!!
お前みたいな女こっちから
願い下げだ……!」
夫「ほら離婚届
さっさと持ってこい!」
弁護士がカバンから
あらかじめ用意しておいた
離婚届を出して渡してくれる
私「はい…これ書いて
他の書類は後で
送ってもらうから」
夫は受け取った離婚届を
ひったくり自分の各部分を
勢いよく書きなぐった
はやくはやくとこれで
何もかも解決する……!と
期待が膨らんでいる義母を
母が黙ってみていること
にも気づかない
夫「ほら!これでいいだろ」
夫から渡された離婚届を
弁護士に渡して確認する
私「ええ…いいわよ」
その瞬間、夫と義両親たちは
心底ほっとした表情を浮かべた
夫「ははっ……終わりだな
サッサと離婚すれば
よかったんだ」
義母「えらいわっっ
自分に✕がつくっていうのに
私たちのために
よく決断してくれたわね!」
義父「なに、また結婚相手を
見つければいいさ」
夫の行動に義母はまるで拍手喝采
義父は大満足のようだ
母「あのぉ……喜んでいるところ
申し訳ないですが
まだ謝罪を受けていませんが?」
義母「はぁ⁉謝ったでしょうが!
それに息子は離婚届けも書いたし
こっちこそアンタたちに
関わるのは二度とごめんよ!」
もう終わりだ!という義母に
母は静かにほほえみをたたえた
母「やだ…お義母様?
『ごめんなさい』は
子どもの謝り方ですよ?大人なら
『申し訳ございませんでした』が
あたりまえじゃないですか?」
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