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【本編】
1

父「確かに娘は嫁に行きました
1人前の大人で、女性です
ですが、親として
守ることは恥ずかしいこと
だとは思いません」

母「むしろあなた方のような
人たちのもとへ送って
しまったことを後悔しか
していませんわ」

父と母の毅然とした態度と
義父はばつが悪そうに手を叩く

義父「そうですか…
どうぞ勝手にしてください
俺は甘やかしてないんでね
息子の不始末は息子に
きちんとつけさせますよ」

ほら!と義父は夫の背を叩き
義母にも自分でなんとかしろと
はっぱをかける

私(こういう風にしか
この人はできないんだな……)

義母はぶつぶつと
自分は悪くない悪くないと
小声で繰り返し
おばさんと親戚は他になにか
やったのかと問いただしてる
一部の親戚たちはそろそろと
後片付けをしながら
ことの顛末の行方を見ている

夫「お義父さん
お義母さん…さっき両親が
言ったことは謝りますから

今から真剣に話しますし
もういいでしょう?
こっちだってそれなりに言い分があったからの行動ですからね

だいたい僕は浮気したわけでも
ないんですよ?」

父「誠実だと思える態度は
全く見えなかったが?
浮気以外にも離婚の原因は
あるってことを理解したほう
がいいんじゃないか」

父に意見を一蹴される夫を
見届けてから私は
弁護士に話をゆだねることに

私「じゃ、お願いします」

弁護士から今回の精神的苦痛はもちろん義母の動画
そして夫の電話での脅迫
会社で私に対する
不当な扱いを受けたことで
私が離婚したいという旨を
改めて伝えてもらった

親戚たちはまだいたけど
私が呼んだわけじゃないので
関係ない

正直脅迫…において
慰謝料は取れるか
五分五分なところだったが
言うだけ言ってみるのは
十分に価値があると
思えるくらいの証拠が
もう1つあった

母「これ玄関の破壊部分の
写真になります」

母「クミをひっぱったときも
足を入れてきたときも…

お母さんの腕時計ですか?
なにかわかりませんけど
しっかり傷ついてたんですよ

ウチはプチリフォームした
ばかりで……これもしっかり
弁償してもらいますね」

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