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夫「…脅迫……?
なんのことだよ…」
夫の額にたらりと
流れる汗が見える
家の前であったことを
夫は覚えているのだろう
義母はさっきまで泣いていたのが嘘のように声を張り上げた
義母「離婚………⁉
あなたまだ言ってるの⁉」
義母「そんなの認めないわよ!
だいたいクミさんのくせに
うちの息子に✕をつける気⁉」
弁護士も母も来て早々
ぷんぷんと怒る義母に
失礼極まりない人だと
一種の諦めすら見える表情を
浮かべているのがわかる
義母「一体何様よ!」
夫「そ…そうだよ
俺の立場も考えろよ…!
お前は会社でも図々しいのに
こうやって親戚の前でも
俺に恥をかかせる気か!」
私が『こちらは弁護士です』
と説明する間もなく
夫たちは話し続ける
夫は舌打ちをして
味方だと思っていたはずの
親戚たちを見回した
少しでも有利になるなにかを
掴みたくて仕方がないのか
夫「その男は誰なんだよ
関係ないやつを連れてきて
お前には常識がないのかよ」
私「恥ってなにが?
あなたが会社でしたことは
身から出た錆だし
勝手に親戚を集めたのは
あなたたち家族なんだけど?
夫婦の問題に関係ない人たちを
最初に連れてきたのはそっち
だいたい私ちゃんと
言ってたよね?
両親と一緒に行くって」
母「遅れてしまったことは
ごめんなさいね
本当は時間通りに来る
予定だったんだけど
ちょっといろいろ
間に合わなくて」
父の隣で母が柔らかく微笑むが
瞳の奥はとても冷たい
父「こちらは今回のことで
相談に乗ってもらってる
弁護士さんだ
言いたいことがあるなら
全部言ってくれて構わないよ
私も娘には結婚したからには
幸せになってほしいと
思っていたけど…」
父「私の娘をそんな風に
扱う男と家族なんて…
なにがなんでも縁を
切らせてやりたいと
心から思うよ
夫くん、お義母さん方
あなたたちこそ一体
何様のつもりか今ここで
ハッキリ教えてもらえますか」
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