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【本編】
1

私(えっ…ここまでする⁉)
母「ちょっと
何してるんですか⁉」

開けたドアの隙間から
必死に私を引きずり出そうと
罵詈雑言を投げ続ける義母の
想定外の行動を
母が止めてくれる中
妹は静かに撮影していた

妹「ありえなさすぎ…!」

撮影を止めてそのまま
電話を掛ける妹が横目に見える

妹「あ、もしもし?
はい事件です
家に入ってこようとする人が
いて…
はい、すぐに来てください
お願いします、住所は…」

母「大丈夫⁉」
私「うん……」

思いっきり掴まれたせいで
私の手は赤くなっていた

義母が足を入れてるため
ドアが閉めれないし
食事にも行けないし最悪だ

車の中の夫は
この騒ぎが聞こえてるのに
止めもしないのだから
きっとこの義母の行動を
異常とも思ってない

母「なんてこと
するんですか⁉」

義母「クミさんが出てこない
のが悪いんでしょうが!」

しばらくしてパトカーが
やってくるのがわかると
義母が慌てたように
足をひっこめる扉が閉まる

そぉっと隙間を開けたら
赤いランプと音が我が家に
差し込まれるくらいの距離で
ようやく夫が顔を出していた

夫「なんで警察来てんだよ?」

義母「え?ああ…きっと
クミさんが呼んだのよ…!

家族の問題で迷惑かけるなんて
恥ずかしいったらありゃしない

そうねぇ泥棒だしいっそ
つかまえてもらいましょうか」

夫「ええ?」

この状況でどうして
冗談みたいに言えるのか
信じられない…

私「無理やり押し入って
こようとしているから
警察を呼んだのよ」

もう足を入れられないくらいの
隙間から夫に教えてあげた
帰ったら謝ると言っていたのは
いったいどこの誰だったか

夫「はっ…?
たかが夫婦喧嘩で
そこまでするか?

実家に帰ったと思えばコレだよ
クミが出てくれば
よかっただけの問題なのに
わざわざ大げさにして

そんなに周りに
構って欲しいわけ?」


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