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【本編】
1

同僚「クミが帰った理由も
聞いたらしくて
それはさすがに怒るんじゃないって言ったらしいんだけど
夫さんは全然聞く耳持たなくて

『同じ会社で俺が先輩なのに
立場もわかってない
だからわからせてやるんだ』
って笑ってたらしくて…」

私「う、わ…」

夫は私が会社で働きにくく
なるように先手を打ったらしい

私(夫の同期の人がまともな
人で助かったけど……
そうじゃなきゃ
私がすごく常識ないような
人に聞こえるよね…)

同僚「夫さんがそんなこと
する人だと思わなかったけど…
あ、ちゃんとこっちは
クミが被害者だって
分かってるから安心してね

でも夫さんの方はちょっと
別に問題があるみたいで…」

同僚は私を気にしているのか
少し言いにくそうだった


私「私、離婚するつもりなんだ
だから大丈夫…
問題って何か聞いてもいい?」

同僚「…実は…」

慎重に話してくれた同僚は
昼休みが終わるまえに
頑張ってねと電話を切った

夫は会社で私を働きにくくして退職に追い込みきっと
自分に縋り付いて謝るように
したかったんだろう

私(ほんと…最低だな)

離婚に必要な手続きや情報を
パソコンで母と調べ1日が過ぎる
夫と義母からの連絡がうざくて
スマホの電源はオフにしていた

夕方ごろに早番で仕事に
出かけていた妹が帰ってくる

母「今日は美味しいもので
食べに行く?お父さんと駅前で
待ち合わせしてさ」

妹「賛成」
私「じゃあ私がおごるよ」

母と妹と出かけようとしたとき
家のインターホンがなった

義母「ちょっと!
あけなさいよ!
聞こえてるんでしょう⁉」

こちらが返事をする間もなく
インターホンを鳴らしつづけて
どんどん玄関を叩く義母の声に
私たちは言葉も出ず唖然とする

母「お義母さん…よね?
嘘…こんなことするの?」

私「嘘だと思えるなら
私もそう思いたいよ
……出るね」

まだ旅行中のはずなのに
切り上げて帰ってくるくらいに
すでに散財したのだろうか

私(キャンセルしても
お金かかるの忘れたのかな?)

私「はい、どちらさまですか?」

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