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【本編】
1

私「えっ?…買う…?」

私(今そういう話だった?
今日って特別な日…?)

夫「すみません
これもらえますか?」

夫は店員さんを呼んで
スマートに会計を
済ませようとする

義母「あら、悪いわねぇ
私よりクミさんに
買ってあげたら?」

そういいつつ義母は
断るそぶりは一切ない

夫「いいんだよクミはこれから買ってあげれるんだし!
俺は母さんにあげたいの」

夫「親孝行くらいさせてよ」

それは世間的にも
いいことだと思うし
私だって親にプレゼントを
送ることはある

私(いや…先月、お義母さんに
美顔器プレゼントしてたよね
12万もするやつ…!)

私「ちょっと待って
それまた今度にしたら…?
ほらこの前誕生日だったし…」

夫の服の袖を持ち
恥をかかせないように
小声で夫に聞いてみる

夫「別にいいだろ
母さん喜んでるんだし」

私「でも…」
夫「もう払ったから」

私のけん制もむなしく
夫はあっという間にカードで
ネックレスを購入していた

義母「ありがとうねぇ~!
一度でいいからこういうの
つけてみたかったの~!!」

夫「気にしないで
俺ちゃんと稼いでるしさ」

確かに夫は営業職で
それなりに給料がいい

だけどなぜか貯金の額は
私よりずっと少ない

実家暮らしにだったのにも
関わらず、だ

自分の好きなことに
使っていたのもあるだろうが
おそらく義両親たちにも
いい顔ばかりしてきたと思う

でも結婚してからも
義母は夫が買うのを
わかったうえで
わざとおねだりするし
義父は甲斐性がある息子に
育ったもんだと笑うだけ

結婚してからお財布は一緒に
なったのだからと
私は帰宅するなり夫に注意した

私「あのさ…
今までは生活費替わり
だったかもしれないけど
今は一緒に暮らしてないし
こんな風にお金使われるの困る
特別な日じゃないのに
高いもの買わないで?」


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