※主人公の名前はクミで統一しています※

『今日、最低男に復讐します。』シリーズ第1弾です。(の予定)
多分お昼12時予定で毎日更新します!
(クリスマスの話が全然間に合わなかったので、せめてできるだけバレンタインに間に合わせたい←)

【第1話はこちら】

【前回のお話はこちら】

【本編】
結婚詐欺彼氏④ (1)

私「貸して…あげる?」

先輩「やっもちろん
私はその場にいないからさ
どんな感じで言ってるのとかは
わからないんだけど…
あーっもうほんと
変な世話心でごめんね」

ぽかんとする私に
余計なこと言ったかもと
先輩が申し訳なさそうにする

先輩「義実家と
トラブルって結構聞くし…
なんか大丈夫かなぁ…って
思っちゃって~……

クミちゃんはいい子だし
いい意味でも悪い意味でも
人を疑わないっていうか

って、結婚もしてない私が
なに言ってんのって感じだけど」

先輩「頑張り屋だから
ちゃんとした人と幸せに
なってほしいなって思って
だからなんかちっさいことが
不安に思えてきて…いやっ
ほんとごめんー!」

不安にさせてごめん!と
先輩の嫌味のない感情が
伝わってきて我に返る

私「そんな…!先輩が
私を心配してくれるだけなの
わかってます」

笑顔で答えて先輩を安心させ
話は先輩の婚活のことに変わる

相槌を打ちながら心の中で
少し靄がかかっていた場所に
先輩の言葉がすっぽり入り
照らされていくのがわかった

私(結婚するって決まっても
まだ家に行かせては
くれないんだよね…)

片付いてないからとか
いつも同じ理由で翌日も
タカは私の家に来ていた

タカ「あークミの家って
ほんとに落ち着く
はやく一緒に暮らしたいな」

私「忙しいならお部屋片づけに
いってあげようか?」

いつも私の話を
優しく聞いてくれるけど
踏み入っちゃダメなところに
は線を引かれている気分がある

でもこうやって不安になるのはマリッジブルーだと
自分で言い聞かせていた

出張のお土産のお饅頭を
一緒に食べて明日は早いからと
自宅へ帰ろうとするタカの
微笑みはいつもと同じだった

タク「いいよいいよ
俺、片付けも今
頑張ってるとこだし
クミと結婚するまでに
いろいろちゃんとしようと
思ってるから待ってて」
私(2人のこと…ちゃんと
タカなりに考えてくれてるんだ)

ほっとした気持ちで一緒に
外に出て駅へ向かうタカを見送る

すぐ近くのコンビニへ行こうと
足を動かす私に小走りで
1人の女性が近寄ってきて
緊張気味に話かけられた

女「あの…ちょっといいですか?
タカのことで話があるんですけど」


次回のお話はこちら

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