※主人公の名前はクミで統一しています※

『今日、最低男に復讐します。』シリーズ第1弾です。(の予定)

更新時間はまた決まったらお知らせしますが、多分週3日くらいで、お昼12時予定です。
とりあえず第1話をブログで公開します(^^)

お楽しみいただけると嬉しいです!

【本編】
結婚詐欺彼氏① (1)

「クミちゃんって天然だよね」

「面白ーい」

「ほんとクミはクミだなぁ」

たくさん私を笑う友達の声に
悪意はなかったと思う
私もそれがイヤじゃなかった

みんなと話すのは楽しいし
特別なことはしてないのに
おかしく笑ってくれるのも
面白いって言われるのも
なんだかうれしい

「世話かかるけど
かわいい後輩だよね」

年上の人と一緒にいるのも
居心地がよかった

天然、おもしろい、変
それらは私の誉め言葉だったし
個性を認められてるみたいで
誇らしい気持ちもあったけど

先輩「さっきお願いしたの
できてないのはなんでかな?」

これってよいことじゃないの
かもと思い始めたのは
社会に出てからだった

私「すみません…
途中から白井さんの仕事
を手伝っていました」

怒っている…というよりも
困っているような顔の先輩
こうして注意されるのは
初めてじゃない。すぐに
申し訳なさで心がいっぱいになる

先輩「そのときなんの仕事
してたかちゃんと伝えた?」

私「いえ…」

頼まれたのは簡単なデータの
整理で白井さんがとても
忙しそうだったから
手伝わないと!と先走って
しまった自分を思い出す

先輩「仕事の優先順位は
まだこっちが決めるからね
白井さんも悪いんだけど」

先輩「頼んだ仕事と別のことを
されるとまだ困る段階だから
ちゃんと伝えてくれたら
白井さんとも共有できるし
なんでも、なんでだろうとか
わからないかもって思ったら
すぐに相談して?」

笑顔で次からでいいからと
励ましてくれる先輩に頭を下げる

私「ありがとうございます」

私(またやっちゃった…)

いつも頭の中で思いついた
ことを先に行動してしまう
それか頭が真っ白になって
目の前のことだけ考えちゃう

なにが正しいのか一瞬
わからなくなって
聞くという選択肢も
出てこないときもある

他にも聞いていいことなのかも
わからなくなって
今は話しかけていいのかと
迷ってるうちにだんだん
時間が過ぎたりすることも多い

とにかく迷惑かけてばかりだと
同期の社員や先輩を見て思う

私(もっと頑張らないと…
でも、みんなは普通にできるのに
なんで私はできないんだろう)

次回のお話はこちら

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