※主人公の名前は今後クミで統一します。
夫は決めてないんですが、心の中で「くすお」と命名してますので
皆様自由に呼んでください。

【第1話はこちら】

【前回のお話】

【本編】

クリスマス39


夫が来た時点で
警察を呼ぶべきだったんだ

たかが夫婦喧嘩と思われる
すでに離婚する意思がある
状態でそんなことしちゃ
いけないと思ってた

娘にガラスがかかって
いなくてよかったなと単純な
気持ちが浮かんですぐ消える

私(いけない…!)

玄関につながる部屋に
娘を入れ小さな声で逃げてと
囁き、後ろ手に扉を閉めて
あーあーとのんきに部屋を見る
夫と向き合った

私「じ……自分がなにしたか
わかってるの?」

私「人の家に勝手に入って…!
窓も割って…!」

夫「それが何?
ただの夫婦喧嘩だし」

私「ないわけないでしょ!
警察にこのことは
ちゃんと話すから…!
いくら戸籍上は今、夫でも
許されることの範疇を
超えてるってわからない?」

髪を見るとまだガラスの
破片がいくつもついていたが
振り払うことで夫に弱みを
見せるような気がして
髪を触ることができない

夫「夫婦ってわかってるのに
クミは馬鹿だな」

にこっと微笑んで
夫がそのまま近寄ってくる

夫「クミが俺を警察に
訴えなければいいだけだから」

私「………は?」

夫「『なあんにもありません
私がただ感情的になって
しまっただけなんです
ご迷惑かけてすみません』
ってクミが言ったら
ぜぇんぶ解決するってこと!」

開いた口がふさがらない
夫から離れようと
家から引っ越して
離婚届も書いてきた

私の意志を全部無視して
無理やり連れ帰ろうとした挙句
実家の家の窓まで割られている
ここまでしても
私は夫の言うことを聞く
人間だと思われているのか

私(自分がしたことは
全部なかったことに…
なかったことにしたいんだね)

マユとの浮気だって
義両親の異常さだってそう
すべて見て見ぬふりをしろと
私に指図するだけ…

ふらっとよろけないように
私は少しずつ夫に歩み寄る

近づいて下を向くと
私より頭一つ高い位置から
嘲笑がこもった夫の声が聞こえてくる

夫「反省したか?
はやく謝れよな」
私「…ごめんなさい」

下を向けていた頭を一気に上げて
夫の顎を狙って頭突きをかますと
夫があがっと後ろに倒れていった

私「はぁっはぁ…っそう謝るのは
あなたの方だから!」



※危ない時は逃げてください
シナリオ上の演出ですので真似しないでください

次のお話はこちら

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【シナリオ担当の漫画※完結済】

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