※主人公の名前は今後クミで統一します。
夫は決めてないんですが、心の中で「くすお」と命名してますので
皆様自由に呼んでください。

【第1話はこちら】

【前回のお話】

【本編】

クリスマス36 (1)

弁護士『…の方向で進めさせていただければと思いますが
よろしいでしょうか?

年末年始を挟むので
少々通常より時間がかかるかもしれませんが…』

弁護士からの提案に私は
すぐお願いしますと返事をした

これですべての状況が
動くかもしれない

胸をなでおろして
一呼吸したのも束の間
母の家のチャイムが鳴る

電話の間に母は買い物に
行っていて娘がばあばだ!と
自分で出ようとする前に
インターホンの受話器を取る

私「ちょっと待ってね
セールスかもしれないから」

私『はい、〇〇です』

田舎だからいつもと違う人が
出るだけでとっても
驚かれるのだけど
今日だけはちがった

夫『俺だ、開けろ』

反射的にインターホンの
受話器を戻して玄関との通話を
切っている自分がいた

時計はお昼の13時前
朝に電話してからまだ
5時間程しか経っていない

マユの言う通りなら
夫は家に帰ってそれから
すぐにこっちに来たことになる

正直そんなすぐに追いかけて
くるなんて思ってなかった

見下しきっている私から
離婚届を渡されたことが
夫のプライドを
相当傷つけたのだろうか

離れて保っていた安心感が
崩れ去り自然と呼吸が荒くなる

私「ノ、ノゾミ!
絶対に家の外に出ちゃダメ!」

ノゾミ「えっ…うん
でも、ばあばは?
今外に行ってるよ
お米もうすぐ炊けるって」

私「ばあばには
今連絡するから…!」

私「ちょっとだけ待って
これ食べてていいからね」

もうすぐお昼ご飯なのに
なんでだろうと
お腹空いたなーと子どもらしく
不満に頬を膨らます娘に
夫が玄関先にいることを
感づかれないよう
お菓子をすぐに渡して
部屋の奥にいるように伝える

慌ててスマホから
母へ電話を何度も鳴らす
私(出ない…!)

3回目でやめて母に
【夫が来た、危ないかも
今は帰ってこないで】と
送ったところでどんどんとドアを苛立ちを込めて叩く音がする

夫「あけろ!家に帰るぞ!」


次のお話はこちら

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【シナリオ担当の漫画※完結済】

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