※主人公の名前は今後クミで統一します。
夫は決めてないんですが、心の中で「くすお」と命名してますので
皆様自由に呼んでください。

【第1話はこちら】

【前回のお話】

【本編】

クリスマス33

マユ『私もぉ詳しくは
知りませんけどー…

慰謝料とかってアレでしょ?
名前とか住所ないと
請求できないって聞いててぇ

おばさん…私の名前も
住所も知らないんですよね?』


一緒に部屋に入っていく写真
そして、マユという名前
夫と同じ会社ということしか
確かにこちらに証拠はない

私(だけど、相手にそれを
知らせる必要はない)

私『さあ…ご想像に
お任せします』

マユ『いいですってぇ
強がらなくても。笑』

ふふふっと嬉しそうに笑う声は
まだなにか言いたいことが
あるような含みをもっていた

マユ『会社がどうのこうの
言ってますけどー
もう私関係ないので
意味ないと思いますよ??』

マユ『マユちゃんはもう
会社辞めてるんでー♡』

私『えっ…』

大きな企業に新卒入社…
今の時代はさほど難しく
ないのだろうか?
そう思ってしまうほど
マユの言葉は軽かった

だから辞めてるなんて
思ってもみなくて
自然と口から同様の
言葉が出てしまった

マユ『びっくりしましたー?
夫たんがマユを
支えてくれるから
働かなくってもいいんですぅ』

私(旅行代とかなんとか
話していたけど…
そんなことまでしてるの…?)

夫からもらう給料明細の内訳は
家の貯金額と毎月の生活費
そして夫が自分で使う
お金を分けていていたが
生活を支援するほどの額の
余裕があるとまでは
思えなかった

私(他に収入減がある…?
いや…でも…)

マユの言う通りなら
慰謝料を請求することは
マユにはできないことになる

さらに夫へのダメージも
私への慰謝料のみ…?
それはずいぶんと生ぬるい

期待が外れた私のことが
心底おかしいのか
マユはまだ電話を切らない

マユ『引っ越しまでしてくれて
逆に助かっちゃいましたよ~
これで夫たんと
新居も探せるし楽しみですぅ
それじゃあ、はやく
離婚してくださいね?
お・ば・さ・ん♡」


次のお話はこちら

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