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本編
プロポーズ作戦52
ハナ「本当に……?」

私「はい、離婚届も
ここにあります
サインしてきました」

ごくりと息をのむハナさんに
私は心底疲れ切ったそぶりで
離婚届を取り出してみせる

私の手から離婚届を
ふんだくりハナさんは本当に
サインされてるか確認していた

ハナ「離婚…
やった…やったね夫さん!
私たちこれで一緒になれる!」

火照った頬を触るハナさんの
左手から薬指がきらりと光った

義父「…薬指って…まさか」

義両親と両親は
ハナさんの左手にはめられてる
ひときわ大きい石の指輪を見て
最悪の答えを想像する

ハナ「ああ…これですか?
婚約指輪です。お義父様」

義両親たちの期待に
応えるようにハナさんは
自慢し続けてくれた

ハナ「私を一生のパートナーに
って夫さんがくれたんですよ」

義父「……はあっ??」

義母「どういうことなの…?」

私「お言葉の通りです
夫はハナさんにプロポーズ
していましたから……」

両親・義両親「プロポーズ…⁉」

私「はい。信じられませんよね
こんなこと…
離婚もせずに
結婚を申し込むなんて」

しみじみと話す私を見て
両親の堪忍袋の緒が切れる

父「ふざけるな……
夫くんはうちの娘を
なんだと思っているんだ!!」

さっきまで義父の手荒い行動を
止めていた父は
もうどこにもいない

父「謝れ…!!
シホに謝るんだっ!!」

夫「うっ……すみま…」

父に襟をつかまれ
夫は少し苦しそうだけども
ハナさん以外は冷たく
その光景を見ていた

ハナ「ちょっと
やめてください!」

ハナ「シホさんの
ご両親ですね…ひどい…」

父の手を夫から
引き離そうとしながら
ハナさんが悪態をつく

ハナ「子が子なら
親も親じゃないですか…‼
離婚を引き延ばしたのは
シホさんなんですよ⁉」

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