前回のお話はこちら
第1話はこちら
本編
私にとっては数時間ぶり
夫にとっては1週間ぶりの家
靴を脱いで鞄を置く
私「おかえりなさい
…なんで入らないの?」
玄関の扉は締まってても
夫はまだ靴を履いたままだった
私「久しぶりだから
忘れちゃったの?
ここがあなたの帰る家だよ?」
私の優しい笑顔に明るい声に
夫は無事に圧迫感を
感じ取ってくれてるようだ
夫「……ただいま」
私「はい、おかえり」
すすすっと家に入った夫を
よそに私はリビングへ
私「ねー聞いてよぉ
一週間あなたが1回も
帰ってこないから
冷蔵庫の食材がギリギリなの」
私「買い置きしてくれた分は
ちゃんと食べてたのよ?
でもやっぱり新鮮な食材で
栄養も取らないと
いけないじゃない?
だけど…料理を作るまでは
元気になれなくって」
誰かさんがハナさんと
いちゃいちゃして
こっそり指輪を買っていたんだ
元気になれないと言っても
仕方ないことだろう
私「明日はなにか
美味しいものでも
一緒に作ろうか?
あーそれとも
あなたが作ってくれる?」
どさっと膝をついた音が聞こえ
振り返るとその場で夫は
床に頭をつけていた
夫「シホ、本当にごめん!!
俺が悪かった…!
金ならちゃんと払うし
どんなことも受け入れるから
だから俺と別れてください!」
私「…あなた」
驚くような悲しいような声を
出して見せると夫は
さらに言葉をつづけた
夫「あの場ではああ言ったけど
シホはちゃんと
大事なパートナーだったし…」
私「…顔、あげてくれる?
ちゃんと目を見て話したい」
夫「シホ…!」
私の配慮を込めた声に
夫がどこかほっとしたような
声で顔をあげて凍り付いた
そんな夫を上から見ながら
スマホを片手に、私は微笑む
私「さ、もう1回カメラに
向かって言ってみよっか?」
次のお話はこちら
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夫「……ただいま」
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一週間あなたが1回も
帰ってこないから
冷蔵庫の食材がギリギリなの」
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ちゃんと食べてたのよ?
でもやっぱり新鮮な食材で
栄養も取らないと
いけないじゃない?
だけど…料理を作るまでは
元気になれなくって」
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いちゃいちゃして
こっそり指輪を買っていたんだ
元気になれないと言っても
仕方ないことだろう
私「明日はなにか
美味しいものでも
一緒に作ろうか?
あーそれとも
あなたが作ってくれる?」
どさっと膝をついた音が聞こえ
振り返るとその場で夫は
床に頭をつけていた
夫「シホ、本当にごめん!!
俺が悪かった…!
金ならちゃんと払うし
どんなことも受け入れるから
だから俺と別れてください!」
私「…あなた」
驚くような悲しいような声を
出して見せると夫は
さらに言葉をつづけた
夫「あの場ではああ言ったけど
シホはちゃんと
大事なパートナーだったし…」
私「…顔、あげてくれる?
ちゃんと目を見て話したい」
夫「シホ…!」
私の配慮を込めた声に
夫がどこかほっとしたような
声で顔をあげて凍り付いた
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