第1話はこちら
本編

私「デザート食べちゃおっか
このお店雰囲気いいし
新しい挑戦的な意味も込めて
確かに3号店にはいいかもね
私も応援しちゃうよ」
夫「えっ………?」
朗らかな笑顔を見せて
少しぬるくなってしまった
デザートに手を付ける
私「食べないの?
見たいドラマがあるから
今日は早く帰りたいんだけど」
夫「あ、ああ食べるけど…」
私「ほらハナさんも
食べてみてくださいよ
作れるかどうか
教えてほしいなーなんて」
2人とも私に促されて
スプーンを手に持っても
デザートは減る気配がなく
他の客の会話や店内の音が
よく聞こえた
夫「シホ…?
その俺と離婚して
くれるんだよな?」
私「離婚?どうして?」
小さなデザートを食べ終えた
私は口元をふきコーヒーを飲む
夫「だってさっき慰謝料を
もらうって言ったろ?
シホも俺と同じ考えなんだろ?
だから……一緒に家には
帰れないよ…?」
ハナ「そうですよ
一緒にいればいるほど
夫さんは辛いでしょうし…」
私「さっきからあなたたち
自分のことばかり話すけど
浮気された私は
辛くないっていうの?」
ハナ「そうは言ってないですよ
ただ奥さまは…」
控えめに首を振りつつ
ハナさんは思慮深げに
うるうると夫がとにかく
可哀そうだという雰囲気を出す
ハナ「妻としての責任?って
いうものを果たしてないから
ただただ恩恵だけ受けてるの
すごくひどいなって
思っちゃうんです…」
そんなハナさんを
私は無表情で見つめたあと
寛大な心を見せてあげた
私「そうですか…教えてくれて
ありがとうございます
そこまで散々ハナさんに
言われて考えたんですよー
私も妻として…?
責任を果たそうかなって」
私「離婚しなくても
慰謝料は請求できるらしくて」
ハナ・夫「え…?」
困惑した2人は青ざめる
やっと意味が分かったらしい
『幸せ』になんて逃がさない
私「これからは私が支えてあげる
だから、ハナさん?
あなたは、もういらないです」
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